やまなし/ひかりの素足 の商品レビュー

ますむら・ひろし(著者),宮沢賢治(その他)

2024/02/24

童話の中でも一番不可解で引っかかっていた、あのかの有名なクラムボンがかぷかぶ笑う「やまなし」を読了。小学生の頃「大人になれば意味がわかる、大人になってもう一回読もう」と思っていたので大人になったと自覚のある今読んでみた、ますます分からん。クラムポンの正体は何か、というのは授業で必ず問われる話だけど実際国語教員たちも自己解釈すらまともに持てないまま授業していると思う。学習指導要領には「語感、言葉の響きを楽しむ」と書いてあるのだけど、その割にはあまりにも奇妙だわ。クラムポンは死んだし、もっと言えば殺されたのだけど、というわけは「殺した」側の存在があって、じゃあそれは一体何で誰なのかとか、考えているうちに朝になりそうなのでおやすみなさい。