溥儀 変転する政治に翻弄された生涯 の商品レビュー
僕は歴史が大の得意で今回読んだ溥儀については常人よりもたくさんのことを知っている(つもりです)。しかも意地悪な性格なため、詳しく、分かりやすく溥儀を解説する、などと言うことはこの場ではしません。ただ、最低限ですが、溥儀は中国、清王朝の愛新覚羅家の末裔で、歴史上希に見る体験をした...
僕は歴史が大の得意で今回読んだ溥儀については常人よりもたくさんのことを知っている(つもりです)。しかも意地悪な性格なため、詳しく、分かりやすく溥儀を解説する、などと言うことはこの場ではしません。ただ、最低限ですが、溥儀は中国、清王朝の愛新覚羅家の末裔で、歴史上希に見る体験をした男。3度皇帝になり、戦後は収容所に入り、最後は一般人として天命を全うされた人物です。本文よりの抜粋ですが。 何が言いたいかと言うと、こう言う溥儀のような数奇な人生をたどったことが書かれた書物を読むと、本書は小説ではないのですが、溥儀の人生を文学的だと捉えてしまうんですよね。溥儀の著書である「我が半生」とは関係ないですが。 書いてる僕自身、人並み以上の苦労もしたことあるし、どちらかと言うと最近は楽なポジションにいるけれども、テンパってる時なんか溥儀の数奇な人生と自分が重ねあわされたような感覚に陥る時があるんですよね。 溥儀の人生は人に感情移入することを勝手に立証いたしますが、僕は薄い本ではありますが、読んでみてもいいのではないか、と思います。ちなみにラストエンペラーと言う映画も存在します。
Posted by
- 1