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日本株は、バブルではない の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2015/08/30

人気ファンドマネージャーである藤野さんの新作。 大変な勢いで相場が乱高下したタイミングで読むことになりましたので、改めて相場環境について理解を深めることが出来ました。 著者自身が投資信託のファンドマネージャーであるということに、いくらかのポジショントーク的なものが(ご自身がそのよ...

人気ファンドマネージャーである藤野さんの新作。 大変な勢いで相場が乱高下したタイミングで読むことになりましたので、改めて相場環境について理解を深めることが出来ました。 著者自身が投資信託のファンドマネージャーであるということに、いくらかのポジショントーク的なものが(ご自身がそのように意識されていなくても)あるのかもしれませんが、これらを自分の中のモノサシと照らし合わせながら読み進めることがコノ手の本では重要であると思っています。 少なくとも極端な我田引水な記述は過去の著者の本から一貫して今回もなかったように思います。 付箋は26枚付きました。

Posted byブクログ

2015/08/30

アベノミクスのせいなのか私にはよくわかりませんが、原油安によるエネルギーコスト低下が特にアメリカ製造業を元気づけているようですね。日本では円安が進んでいるのと同時に、日経平均は上昇している様です。 バブル崩壊を社会人成りたての頃に目のあたりにしてきた私は、株というものは下がるも...

アベノミクスのせいなのか私にはよくわかりませんが、原油安によるエネルギーコスト低下が特にアメリカ製造業を元気づけているようですね。日本では円安が進んでいるのと同時に、日経平均は上昇している様です。 バブル崩壊を社会人成りたての頃に目のあたりにしてきた私は、株というものは下がるものという先入観が出来上がっています。 この本は、今後の日本株は上がっていく、そして何種類かの推奨銘柄も指定されています。それらのうち私が興味を持てそうなものについては、株価の動向は数年に亘って注意していこうと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・この時代の大きな転換をきちんととらえるか捉えないかによって、10年後に資産面で大きな差がついてしまう可能性がある(p2) ・日本には1700兆円という世界第二位の個人金融資産があるが、そのうち880兆円が現預金、300兆円が民間企業の内部留保(p16) ・現在日本で進行中の新しい仕掛けとは、1)伊藤レポート、2)スチュワードシップ・コード、3)コーポレートガバナンス・コード、これがアベノミクスの「新・三本の矢」(p24) ・歳出は、3項目(社会保障:32、地方交付税交付金:16、国債費:利払い10、将官3)で、7割以上を占める(p45) ・インフレの下では、借金は減る、現金預金は減る、年金支給額は減ることになる、例として2倍のインフレならば、借金は半分、預貯金価値は半分、年金は2-3割カット(p51、53) ・日経アニュアルレポートのグランプリは、三菱重工業、その次が、伊藤忠商事、中外製薬、などがいる(p111) ・今後はアニュアルレポートや統合報告書の役割が増す一方で、四半期決算の重要性は低下していく可能性がある(p113) ・経済活動や地価は、現役世代負担率によって大きく影響を受けて、2010年から40年にかけて62%低下する可能性あり(p141) ・スタートトゥデイ(3092)は、ファッションのイ ンターネット販売を手掛けていている有望な会社、ジェイアイエヌは、低価格高品質なメガネを提供して急成長してきた(p160) ・これから求められる経営者のマネジメント能力とは、1)経営トップが長期的視点で業界を超えた幅広い世界観を持っているか、2)自社が提供するものについて独自の考えがあるか(p167) ・2017年、欧州排ガス規制が大幅に強化されるので、電気自動車の本格的な普及元年となるだろう(p175) ・お薦めは、アクティブな投信、ひふみ投信、ひふみプラス等、コモンズ30ファンド(コモンズ投信)、結い2101(鎌倉投信)、大和住銀日本小型株(大和証券)(p213) 2015年8月30日作成

Posted byブクログ

2015/08/21

日経平均を捨てて…よりは対象読者層低めなのか、あまり突っ込んだ話は出ず。あと、身内の投資信託を推奨しすぎなところも… 伊藤レポート自体も、内容自体はすごく真っ当で、この線で動くなら日本株はバブルではないが、従わないなら理由を述べよ、というのみなので実効性ははたしてどうなのか。某社...

日経平均を捨てて…よりは対象読者層低めなのか、あまり突っ込んだ話は出ず。あと、身内の投資信託を推奨しすぎなところも… 伊藤レポート自体も、内容自体はすごく真っ当で、この線で動くなら日本株はバブルではないが、従わないなら理由を述べよ、というのみなので実効性ははたしてどうなのか。某社も株式分割については諸条件を勘案して云々、と言いつつ1単元100万円をキープしておる。 ただ、藤野さんの予言は基本的に当たるのでどうなんだろうな…と思ってはいる。

Posted byブクログ