これがMSWの現場です 2015年補訂版 の商品レビュー
病院は今までの家族関係が凝縮して出るところなんだと、まざまざと現実を見ることになる急性期病院に勤める医療ソーシャルワーカーのケーススタディ40。 40話もあるから、1つ1つは短いけれどその濃さにずっしり。これが、現実のしんどい部分を集めた感じかという感じ。 ただでさえ大変な病気...
病院は今までの家族関係が凝縮して出るところなんだと、まざまざと現実を見ることになる急性期病院に勤める医療ソーシャルワーカーのケーススタディ40。 40話もあるから、1つ1つは短いけれどその濃さにずっしり。これが、現実のしんどい部分を集めた感じかという感じ。 ただでさえ大変な病気や介護にまつわる家族関係のゴタゴタに加え、医療分野に福祉分野から関わることのしんどさもあるのだろう。 病院経営としてのベッドコントロールの必要性、患者さん本人の意向を第一するのだという社会福祉士としての意地。 退院を受け入れられない家族側との調整…。 苦労が多すぎて40話も必要なほど菊地さんご自身が本にして吐き出す必要があったのではないかと思ってしまうくらいだった。
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