インダストリー4.0 の商品レビュー
2016年30冊目 第4次産業革命といわれているインダストリー4.0 進めているのはドイツ 本書では最初にドイツという国の特徴を述べ、それからなぜドイツがインダストリー4.0に取り組んでいるかを解説。 後半では、インダストリー4.0の概要とそれにより実現できる世界をケーススタディ...
2016年30冊目 第4次産業革命といわれているインダストリー4.0 進めているのはドイツ 本書では最初にドイツという国の特徴を述べ、それからなぜドイツがインダストリー4.0に取り組んでいるかを解説。 後半では、インダストリー4.0の概要とそれにより実現できる世界をケーススタディを用いて解説しており、大変わかりやすい本だと思います。 インダストリー4.0とは簡単に言えば、ものづくりのIT化ですが、今後はより加速していくでしょう。 その規格についてはドイツとアメリカの戦いがあり、日本はどちらと一緒に進めるかがポイント。 また、日本のものづくりにこだわり世界の潮流から乗り遅れないようにするのも大事であると感じた一冊でした。
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本件を主導する経産省関係者による解説書。ドイツに追いつけ追い越せ的な内容が中心。先行されている焦りを文章から感じる。しかしながら、やはり具体的な内容は深くなく、概要を伝える役割にとどまっている。 本件は、イメージ先行のような気がしてきた。次の書へ進もう。
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インダストリー4.0が従来の生産方式と決定的に異なる点は、①機械が「自律的」に判断し、行動する。②機械は、コスト、時間、エネルギーなど全てを「最適化」するよう行動する。③いかなる指示にも短時間で応える「柔軟性」を有する④その結果、飛躍的な「生産性」の向上が可能になる。 ドイツ...
インダストリー4.0が従来の生産方式と決定的に異なる点は、①機械が「自律的」に判断し、行動する。②機械は、コスト、時間、エネルギーなど全てを「最適化」するよう行動する。③いかなる指示にも短時間で応える「柔軟性」を有する④その結果、飛躍的な「生産性」の向上が可能になる。 ドイツの中小企業はROAが高く、海外志向である。全輸出額に占める中小企業による輸出の割合は19%(日本は3%)2012年
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- ネタバレ
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少量多品種生産は効率が悪いが、全体のスケールがあって、在庫(空間)・工程の空き時間をなくす(時間)を徹底して効率化すれば、擬似大量生産として規模のメリットを活かしたコスト削減が可能。また、そのために必要だった、これまでの各部門間での調整等の時間や生産計画作成の手間、人件費は無駄。これを実現するには、インターネットによるバリューチェーン全体のつながりと人工知能がリアルタイムに管理することが必須であるという話。今は、この段階。 顧客レベルまでつながれば、(イージー)オーダーメイド製品が無理なくできる。 今後、製品が自律的に不良箇所を教えてくれたり、それを勝手に直したり、販売後の製品の使用状況の情報から新たなビジネスが生まれる可能性がある。これらはすべて、機械の話。 人間に応用すると、体内情報をセンサーで見張っていて、いわゆる未病の段階で警告する、あるいは勝手に対処するという流れになりそう。インターネットに繋がっていれば、病院での診察の優先順位も判断できるし、もちろん、それを見越した来院時間も予告できるだろう。 高速道路や橋のコンクリートや、魚や野菜まで波及すれば、ヒビが入ったら橋が自分で報告したり、野菜は残留農薬を自己申告し、国際的に一匹単位で漁獲量をコントロールする、といった管理もできるようになるかもしれない。 一方、そこまで複雑化した管理は人工知能にしかできないため(それ故利用している)、人間は誰もチェックできず、人工知能自体の不良や悪意を持った者に利用されたら、誰にも気づかれないまま多大な影響が及ぶ事態になるだろうと思った。 例えば、未病と病気の境界の体温を1℃変えるだけで、薬の売上高や病院の患者数は相当変わるはずだ。 その意味では、IoTの機器よりもソフトウェアの方が重要度は高いかもしれない。 ---------------------------------- memo ドイツ: ものづくり イノベーション 中小企業の国 同一労働同一賃金ゆえに 難民2000万人 人口9000万人 ⚫︎熟練工の技術→人工知能+若者 (自律性) (最適性) 専門大学生減少 ⚫︎センサー→ビッグデータ→解析→最適化 (効率性・生産性) リアルタイム⇄ずれ 鉄道→工場 物流 エネルギー 工場 健康 ※顧客もつながるオーダーメイド(柔軟性) ※顧客センサー→新たなビジネス アフターサービス ※点検・検査業務→報告を自律的に行う 機械も人間も同じ→センサー・解析・対処法 →危機管理 「障害予知」 熟練工人数→減少 解析・イノベーション人数→増加 ※人の存在価値は柔軟性 ★セキュリティ データの信頼性 外部攻撃 複雑化による検証不能 ビッグデータは誰のもの? プライバシーの問題 所有権の問題 ★少量生産の柔軟性⇄工程管理による生産性 大量生産でなくても効率的 ぞうきんを絞りきった後に更に20%効率化 イニシアチブ →同種機器でイモヅル式に占有 緩やかな標準化 グーグル恐怖症 中国→ドイツとともに「ものづくり」目指す ←人件費高騰による空洞化 環境問題のない工場 ドイツ→中国→日本の協力要請 インドは先端を走っている 一次: 18世紀 産業革命(動力) 工場 二次: 20世紀初頭 ベルトコンベア 三次: 1970年代 ロボット オートメーション 四次: 21世紀 IoT. 工場内水平統合→会社内垂直統合→エンド to エンド 統合
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日本企業がどう存在感を出していくか、IT-コンサル企業がどうビジネスにしていくか。悩ましい。 アーキテキチャ設計、取得データを使ってどうビジネスに活かしていくかの提案、コーディネートか。
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ドイツは経済発展しなくてはならない宿命にある。 世界中の工場内の機械設備および製品をスマート化し、それらをんたーネットに接続して、全ての機械設備、製品および人との間で、いつでも、どこでも誰とでもコミュニケーションできる技術を実用化すること。
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国をあげて取り組むドイツ、国内の体制と経緯。機械同士をインターネットで接続し、水平・垂直・エンジニアリング統合を行って、システムの自律性、柔軟性、最適化、生産性を高める。 日本では製造業の時代は終わった的な論調の認識だったんですが、ドイツはすごい、頑張ってるんですね。少子高齢化...
国をあげて取り組むドイツ、国内の体制と経緯。機械同士をインターネットで接続し、水平・垂直・エンジニアリング統合を行って、システムの自律性、柔軟性、最適化、生産性を高める。 日本では製造業の時代は終わった的な論調の認識だったんですが、ドイツはすごい、頑張ってるんですね。少子高齢化でも、やれるんだということを示してくれているというか。
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