マルジナリア の商品レビュー
昭和56-58年にかけて新聞や雑誌などに発表された文章を収録したもので、昭和58年出版された書籍の復刊。「マルジナリア」とは書物の欄外への書き込み、傍注のことらしい。エドガー・ポーは余白の多い本を買って、余白に読みながら思い付いたことを書き込むのを楽しみにしたとのこと。そのひそみ...
昭和56-58年にかけて新聞や雑誌などに発表された文章を収録したもので、昭和58年出版された書籍の復刊。「マルジナリア」とは書物の欄外への書き込み、傍注のことらしい。エドガー・ポーは余白の多い本を買って、余白に読みながら思い付いたことを書き込むのを楽しみにしたとのこと。そのひそみに倣い、短めの文章を思いつくままに書き留めた「マルジナリア」を中心としたエッセイ集。
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▼電子立ち読みあります▼ http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522182 欄外の余白(マルジナリア)鏤刻の小宇宙。 強靭な思考力と該博の知識による、マルジナリア(欄外の余白に嵌め込まれた書き込み)の絢爛たる鏤刻の小宇宙・―エドガ...
▼電子立ち読みあります▼ http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522182 欄外の余白(マルジナリア)鏤刻の小宇宙。 強靭な思考力と該博の知識による、マルジナリア(欄外の余白に嵌め込まれた書き込み)の絢爛たる鏤刻の小宇宙・―エドガー・ポーのひそみにならい書き継がれた多彩な断章の集積が、いま異色の読書ノートとして顕現する卓抜なエッセイ集。 著者晩年の雑文集にて、映画「E・T」への考察、作家・石川淳への言及等、多彩な「マリジナリア」が、読書録として纏められている。
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福武文庫版を持っているので再読。これも品切れだったのね……(澁澤の文庫は割と古本で見つかるので、余り入手困難という気はしない、というのもある)。 『マルジナリア』と題された断章的なエッセイが表題作になっているが、それ以外のものも収録されている。何となく本がテーマのものが多い。 福...
福武文庫版を持っているので再読。これも品切れだったのね……(澁澤の文庫は割と古本で見つかるので、余り入手困難という気はしない、というのもある)。 『マルジナリア』と題された断章的なエッセイが表題作になっているが、それ以外のものも収録されている。何となく本がテーマのものが多い。 福武文庫版で読んだときは、後半が面白かったが、今回、再読してみると、自在に話題が転がって行く『マルジナリア』が面白かった。
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