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愛しの桜さん(1) の商品レビュー

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2015/08/25

とりあえず、読み終わったのに、ぼんやりと思ったのは、最後まで読める人間は限られるなって事 いや、駄作って訳じゃない。むしろ、面白い。四コマ漫画家として、私の中の上位メンバーは無理にしても、中堅メンバーと張り合えるくらいには、これから成長しそうだな、と直感させるだけの才を持ってる、...

とりあえず、読み終わったのに、ぼんやりと思ったのは、最後まで読める人間は限られるなって事 いや、駄作って訳じゃない。むしろ、面白い。四コマ漫画家として、私の中の上位メンバーは無理にしても、中堅メンバーと張り合えるくらいには、これから成長しそうだな、と直感させるだけの才を持ってる、このおりはら先生は では、何故、読める人間が限られると思ったのか、それは夫婦がただイチャイチャしてるだけの内容だからだ ピンク色の幸福オーラが全開すぎて、非リア充に属する読み手は確実に大ダメージを負ってしまうだろう。男はまだ大丈夫かも知れないが、アラサーで婚活中の女性は、「何で、私はこんな新婚生活を今、送れてないんだろう」と凹んでしまうので読まない方が賢明 ただ、自己否定の念に必死に耐えながら読み進めていけたなら、自分と桜さんの言動を重ね、己が幸せになるために足りないモノ、手に入れるべきモノがおぼろげながらも見えてくるんじゃないかな、とも感じた 夫婦系のラブコメとしては、かなり、レベルが高いだろう 担当編集さんが、おりはら先生よりも、この『愛しの桜さん』に自信を持っているのだろう、帯に書いた、「1ページ目から、あなたは恋に落ちる!!!」って推し台詞はあながち外れてはいない。まあ、私は人妻趣味じゃないけど ヒロインの桜さんがエロいけど、下品じゃないってトコも高評価。色っぽい新妻ってのは、彼女を指すんだろう 常にハイテションな桜さんとは対照的に、旦那の涼介が振り回されつつも、巧く流せる冷静さの持ち主なので、テンポが急になり過ぎず、読み手を疲れさせない。ある意味、理想的な、攻めと受けの担当がしっかり決まっている夫婦と言える。また、一巻目としても登場人物の数が丁度よく、キャラクターらの言動が生む面白さのバランスが非常に好く、そこからも、おりはら先生の優れたセンスを窺えた 桜さんに劣らず、父も弟も、独特すぎる個性の持ち主ってトコが良く、親子コメディとしても楽しめる。二巻では、涼介の血縁者が出てくるのか、楽しみだ。個人的には、兄をガチの意味で愛してるから、桜さんを敵愾心丸出しで見ている妹が出てきたら面白いな、と思ってる この台詞を引用に選んだのは、読み手にインパクトを与えるギャップの必要性が、色濃く出ているな、と感じたので。普段、愛妻からの度の過ぎた求愛行動に辟易している素振りを見せつつも、ピンチとなれば、平静さもかなぐり捨てて、素が出るってのは、グッと来る

Posted byブクログ