中上哲夫 詩集 の商品レビュー

中上哲夫(著者)

2018/03/02

ブローティガンその他の訳者でもある。
日本のビートニク。
またしても俳句。
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「わたしの世代を／要約すれば／一〇代は暴走／二〇代は性的混乱／三〇代は不能／四〇代は哲学の貧困／五〇代は変態／六〇代は気狂い！」(今夜、わたしは渋谷「千両」の節穴からわたしの世代の幻を見る)
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「詩を書くたびに、男はいつもすこしかなしくなるのだった。いくら書きつづけてもけして読まれることがないのだと思うと。でも、と男はしあわせな気持ちで思い返すのだ。いま、わたしには読者がいるのだと。世界でただ一人の大きな頭の読者が。」
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「魚がとれないのはきみばかりじゃないよ／竿をしまうと／わたしは帰途についた／満ち足りた気持ちで」(カワセミを見た日)
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「-なんでジャズなんかやるの？／-自由になれるからよ／サックスを吹いていると／背中に羽根が生えてくるのよ」