サッカー代理人 ジョルジュ・メンデス の商品レビュー
ジョルジュ・メンデスのことはあまり知らなくて何となく値段をつり上げる名人ぐらいにしか思っていなかったが、ちょっとイメージが変わった。役者あとがきにもあったがクラブ側の人たちからの信頼の厚さが伝わってきて、多少のリップサービスはあるかもしれないが、信頼関係に重きを置いているのが伝わ...
ジョルジュ・メンデスのことはあまり知らなくて何となく値段をつり上げる名人ぐらいにしか思っていなかったが、ちょっとイメージが変わった。役者あとがきにもあったがクラブ側の人たちからの信頼の厚さが伝わってきて、多少のリップサービスはあるかもしれないが、信頼関係に重きを置いているのが伝わってきた。
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大物代理人ジョルジュメンデスの人生を他者からの証言を中心にまとめたもの。全員を満足させたいという情熱と、今日やれることは明日にしないという、行動力で多くの人間の信頼を勝ち得ている。
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サッカー代理人の代表格であるジョルジュ・メンデスについて書かれた評伝である。彼に関わる多くの人物と彼自身へのインタビューによって、彼のこれまで執り行ってきたサッカー界での仕事と、そのディテールについて知ることができる一冊である。 非常に興味深い一冊だった。サッカーの代理人とい...
サッカー代理人の代表格であるジョルジュ・メンデスについて書かれた評伝である。彼に関わる多くの人物と彼自身へのインタビューによって、彼のこれまで執り行ってきたサッカー界での仕事と、そのディテールについて知ることができる一冊である。 非常に興味深い一冊だった。サッカーの代理人という職業は、とかく否定的な評価を受けがちな存在であるが、少なくともメンデスという希代のビジネスマンが行っている仕事の内実はその評価にそぐわないことが本書を読めばわかる。 本当に多くのサッカー選手や監督、チームの会長らが彼を褒め称えている。あまりの仕事ぶりに、むしろ「もう少し休んだ方がいい」「もう少し家族を大切にするべきだ」と心配しているぐらいで、ここまで言わせる仕事ぶりは本当に凄まじいものがあるのだろう。 スペインサッカーファンとしては、バレンシア躍進を担ったヌーノ・エスピリト・サント監督に関する話などは大変興味深いし、ディ・マリアやファルカオ、ハメスやコエントラン、ぺぺなどのような普段は生声が耳に入らない選手らへのインタビューなども本当に面白かった。 特に親しい関係にあるモウリーニョやロナウドへのインタビューも多く収録されている。 ニッチな内容といい、星五つの評価は揺るがないだろう。バルサファンとしては、ラポルトとの関係の深さなどから鑑みて、会長選前夜に読めたことを感謝したい。 本書の奥付にも記載があるが、訳者の木村浩嗣さんは長らく勤めていた footballista 編集長の座を退いたのだそうだ。これからはフリーの立場でこうした興味深い本をより多く訳していってくれることに期待がかかるところだろう。
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