1,800円以上の注文で送料無料

狛犬ジョンの軌跡 の商品レビュー

3.5

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/10/28

深夜ドライブ中の車の前に飛び出してきた黒い大きな犬。太刀川要は、衝突の傷以外にも切り付けられたと思しき傷を追った犬を保護する。自宅近くの動物病院に運び込むも犬種は不明。太刀川は黒犬を自宅で飼い始める。ジョンと名付けた犬の正体とは…。 太刀川の調査能力がすごい。一級建築士というが探...

深夜ドライブ中の車の前に飛び出してきた黒い大きな犬。太刀川要は、衝突の傷以外にも切り付けられたと思しき傷を追った犬を保護する。自宅近くの動物病院に運び込むも犬種は不明。太刀川は黒犬を自宅で飼い始める。ジョンと名付けた犬の正体とは…。 太刀川の調査能力がすごい。一級建築士というが探偵顔負け。なんか今ひとつ印象に残らない感じで感想がうまく出てこない。

Posted byブクログ

2023/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父から薦められて読み始めました。 読みやすいのでスラスラと読めました。 しかし、他の方も書かれている通りテーマとしては分かりにくいようにも感じました。太刀川とジョンの出会いから別れまで、タイトルの「軌跡」というのを期待してしまうと、切り取り方があまりに限局されていて陳腐に感じてしまうのも否めないかと思いました。穏やかなようで割とカッとなりやすいジョンが太刀川という人間との交流を経て、今後どのような生き方をしていくのかが気になるところです。

Posted byブクログ

2023/09/02

垣根涼介さんの犬を題材とした作品! 過去の作品や本人の風貌からは意外としか言いようがない。と思いきや、主人公は三十代の独身で建築士事務所を開いている個人事業主!毎度お馴染みのハイスペックな車も登場します。 これは、やはり垣根涼介!と思いきや犬の正体が・・・? 解説にも書いて...

垣根涼介さんの犬を題材とした作品! 過去の作品や本人の風貌からは意外としか言いようがない。と思いきや、主人公は三十代の独身で建築士事務所を開いている個人事業主!毎度お馴染みのハイスペックな車も登場します。 これは、やはり垣根涼介!と思いきや犬の正体が・・・? 解説にも書いてありましたが続編が出たらいいなぁと思います♪ 建築家の太刀川は真夜中に気晴らしでドライブ! その途中、犬を轢きかける!!? 犬は車との衝突とは違う大きな傷があり、病院に連れていく事に・・・ 太刀川と謎の犬の共同生活が始まる・・・ 犬を飼うって良いなぁと思ってしまいました。 躾は大変そうだけど・・・

Posted byブクログ

2023/04/21

面白かった。 狛犬ジョンが、相方の仇を打つため 奔走するファンタジー。 太刀川要が、ジョンにおしっこの仕方を教えるのには、想像してふきだしてしまった。 神社に行くたび、狛犬を見るようになった。デカイ!

Posted byブクログ

2023/01/07

初読作家。この作家は時代小説で名前を知っていたので読んでみた。 500年も神社にいる狛犬の物語。ファンタジーとミステリー風なので、サクサク読み進められる。 何故、狛犬が犬になったのか、どうして大怪我をしたのか、と次々疑問とともに謎が解明されてくる。 ただ、人間の感情がわかるのに飼...

初読作家。この作家は時代小説で名前を知っていたので読んでみた。 500年も神社にいる狛犬の物語。ファンタジーとミステリー風なので、サクサク読み進められる。 何故、狛犬が犬になったのか、どうして大怪我をしたのか、と次々疑問とともに謎が解明されてくる。 ただ、人間の感情がわかるのに飼い主との交流が無いし、最後の結末も中途半端なような気がする。 他の方々の評価も賛否両論で、成程と思う。

Posted byブクログ

2022/10/23

古本屋で購入 垣根涼介の未読作だったので手に取る。 500年ほどの歴史を誇る八幡様の狛犬が、今まで感じたことのない怒りにかられ、人間界に降臨する。 埼玉県に住むフリーの建築士、太刀川は気晴らしに車を走らせた房総で大型犬を轢いてしまう。 犬は車とぶつかる前からけがをしており、...

古本屋で購入 垣根涼介の未読作だったので手に取る。 500年ほどの歴史を誇る八幡様の狛犬が、今まで感じたことのない怒りにかられ、人間界に降臨する。 埼玉県に住むフリーの建築士、太刀川は気晴らしに車を走らせた房総で大型犬を轢いてしまう。 犬は車とぶつかる前からけがをしており、太刀川は病院に連れていくが、どんな犬とも似ていない犬に困惑する。 太刀川とジョンと名付けられた犬の奇妙な生活が始まる。 垣根涼介にしては珍しいファンタジー要素のある作品だが、太刀川が乗る愛車と、仕事中に聞く音楽が垣根ワールドだ。

Posted byブクログ

2022/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

狛犬の化身・黒犬のジョンと、建築家・太刀川要の衝撃的な出会いと、同居生活と、事件と、別れのお話。 とにかく描写が丁寧。ちょっとくどいくらい。でも、そこがまた良かったりもする。 ジョン(というか黒犬と呼んだ方がしっくりくるのだけど)が神社を抜け出した切っ掛けが切なくてプロローグを何度も読み返してしまった。相方の宮獅子をなくした「激しい喪失の悲しみと、気も狂うような怒りが、ある晩に爆発した。」という一文が、最後まで読んで、またプロローグを読み返して、胸にくるものがある。 エピローグも良い。私とは何だろう?という疑問を持って神社を逃げ出したジョンの答えのようなものがまとめられていて面白かった。 要くんもいい奴だ。麻子さんと幸せになってほしい。閉鎖的な田舎の環境は、年代的に自分でもよくわかるし、そこから飛び出した気持ちも共感する。現在ではそんなに地域差はないかもしてないけど、ちょっと前までは地方と首都圏の差は大きかったなぁ。そういう過去への鬱屈を抱えつつも、基本的には善の人間である要くんは格好いい。 ジョンと要くんの、言葉は交わしてないものの、相棒のような対等の関係が好きだった。 なかなか難しいかもしてないが、ジョンのその後が読んでみたいな、と思った。

Posted byブクログ

2021/03/31

★3.1 2021.03.30 太刀川要が深夜のドライブ中に遭遇した大きな黒い犬。 太刀川とその大きな犬の視点が交互に語られるハードボイルドっぽい物語。 太刀川と大きな犬の似たもの同士な不器用な優しさ。 彼らの人生が今後どこかで再度交差することを願う。 ↓↓↓内容↓↓↓ ...

★3.1 2021.03.30 太刀川要が深夜のドライブ中に遭遇した大きな黒い犬。 太刀川とその大きな犬の視点が交互に語られるハードボイルドっぽい物語。 太刀川と大きな犬の似たもの同士な不器用な優しさ。 彼らの人生が今後どこかで再度交差することを願う。 ↓↓↓内容↓↓↓ 太刀川要が深夜に遭遇した異様な大きさの黒犬は、半死半生の状態だった。動物病院へ駆け込むと、不可解なことに判別不能の犬種で獣医も戸惑うばかり。やがて始まった共同生活は、かたくなに孤独を貫く男の見慣れた風景を変えていく。そして湧き起こる、ある疑惑の真相とは―。ジョンの眼差しを通じて見つめる人の営み、滑稽さ、哀しみ。淡く胸に迫る大人のファンタジー。

Posted byブクログ

2019/04/21

はちゃめちゃな設定だけど 案外スッと入れた。 ファンタジーってあまり得意じゃないけど 動物モノだからかな かなり楽しめたし。 ジョン いいな 一緒に暮らしたくなる。 妙に分別くさいとこもいいし。 最後がねぇ。 童話なら しあわせに暮らしましたとさ でいいんだろうけど 小説となると...

はちゃめちゃな設定だけど 案外スッと入れた。 ファンタジーってあまり得意じゃないけど 動物モノだからかな かなり楽しめたし。 ジョン いいな 一緒に暮らしたくなる。 妙に分別くさいとこもいいし。 最後がねぇ。 童話なら しあわせに暮らしましたとさ でいいんだろうけど 小説となると難しい選択になるよね。 どこで どうしているだろ と考えると切なくなる。 どうせ消えるなら 何もなかった顔で 神社に戻って座ってて欲しかった。

Posted byブクログ

2019/02/11

太刀川要,深夜のドライブ中,異様な大きさの黒犬が半死半生で彷徨っているのを救う。獣医も犬種がわからないが,要はその犬にジョンと名付け飼い始める。ジョンは妙に悟っていて一切吠えず,粗相もない。ジョンがいると他の犬は騒ぎ始めるのはなぜなのか。やがて起こるある疑惑。フリーの設計士で独り...

太刀川要,深夜のドライブ中,異様な大きさの黒犬が半死半生で彷徨っているのを救う。獣医も犬種がわからないが,要はその犬にジョンと名付け飼い始める。ジョンは妙に悟っていて一切吠えず,粗相もない。ジョンがいると他の犬は騒ぎ始めるのはなぜなのか。やがて起こるある疑惑。フリーの設計士で独り者である要の日常生活(仕事のやり方,暮らし方,人との付き合い方)の描写に魅力がある。

Posted byブクログ