探偵の探偵(Ⅳ) の商品レビュー
読み始めで、これは本当に円満に終わるのか!? と不安になりながら読み進めましたが、読み進める度に続きが気になり、あっという間に読み終えました(^^) 終わり方はとても満足でしたが、黒幕の小物感が否めない気もしました。
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うーん。 最終巻にして、どんどん黒幕のミステリアス性や展開のスピード感が落ちてきて、クライマックスの盛り上がりを見せずに尻すぼみな印象で残念。
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本作がシリーズ化されているのを知ってからⅡ、Ⅲを2日間で読み終えたと共にシリーズ完結編となるⅣを購入し、結局3日間でⅡ〜Ⅳまでの一気読みでした。 本作シリーズの主人公である紗崎玲奈の魅力と圧倒されまくった著者の知識量に取り憑かれた結果だと思う。 実の妹を殺された、それを裏で導いた首謀者へと辿り着き、最後の対決へ。 精神的にも肉体的にも極限という名のピアノ線の上での綱渡り。 大切な人を失い、時に自ら死の淵に立ちながらようやく辿り着いた。 探偵の全てを知りたい。でも探偵にはなりたくない。と言って須磨リサーチの門を叩き、玲奈の物語は始まった。 これからも玲奈は探偵として生きていくのだろう。 しかし、孤独な探偵としてではなく、隣には常に琴葉がいる。 計4冊からなる至極の作品でした。 説明 内容紹介 完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。監視カメラが捉えたのは、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。真実はどこで決着をみるのか。死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。 7月9日よる10時よりフジテレビ系で連続ドラマ放映開始!主演・北川景子。 読書メーター週間おすすめランキング1位!(vol.118)。 Bookwalker文芸週間ランキング1位!(3/19付) 本書は『ダ・ヴィンチ』誌のブック・オブ・ザ・イヤー2015・小説ランキングで10位を記録しました! 闘いの動機は世界に対する憤怒。しかし戦術は極めて理知的。そのギャップが紗崎玲奈のたまらない魅力だ。―杉江松恋(ミステリ評論家) 類い希な身体能力と頭脳、そして鋼の意志。復讐のためだけに生きて来た玲奈の、あまりにも繊細なその心。砕け散った心はもう元には戻らないのか。もういいから、お願いやめて、そう何度も叫びたくなる。おもしろいのに眉間にしわが寄る。この痛々しさは癖になる。―久田かおり(精文館書店 中島新町店) (あらすじ) 完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。監視カメラが捉えたのは、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。真実はどこで決着をみるのか。死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。 内容(「BOOK」データベースより) 完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。監視カメラが捉えた人物は、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。真実はどこで決着をみるのか。死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。 著者について 松岡 圭祐 まつおか・けいすけ 1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。代表作の『万能鑑定士Q』シリーズと『千里眼』シリーズ(大藪春彦賞候補作)を合わせると累計1000万部を優に超える人気作家。著書には他に『ミッキーマウスの憂鬱』などがある。『万能鑑定士Q』シリーズでブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞した。「探偵の探偵」シリーズは2015年、北川景子主演によりテレビドラマ化。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 松岡/圭祐 1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーになる。『万能鑑定士Q』シリーズはブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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琴葉がいい子でよかった!!! というのが一番の感想。 何のかんの読みやすい作品でした。 映像だとしんどいシーン多いけれども。 一応、黒幕をやっつけて 終幕、という感じなのだろうか。
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スルスル読める。 他で活躍している人物も出てきたりして…。 万能鑑定士Qは読んだことあるけど、特等添乗員αはないな。今度、図書館で借りてこよう。
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出てくる探偵さんたちが、かっこよくて、強く賢くなりたいと思う。探偵たちは犯罪まがいのことをたくさんしているけれど、こういう仕事をしている人も世の中にはいるんだな。人を探したり、鍵の閉まった家に入ったりって簡単なんだなと怖くなるけれど、もう少し世の中のことを注意深く見てみようっていう気持ちになる。これって、何?なんで?そういう気持ちを持つって大事な気がする。このシリーズ、怖かったけど、面白かった。松岡さんの違うシリーズも読んでみよう。
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侵入不可能な拘置所内での殺人事件。監視カメラに映っていたのは、玲奈の元後輩の琴葉だった。事件の裏に見える、妹の仇、姥妙。過去に琴葉に投げられた言葉に傷つく玲奈は、それでも琴葉を救うために姥妙を追うが…。 シリーズ4作目。琴葉の急成長が著しすぎて嘘くさくもあるけれど、ふたりがまた和解できてよかった。マスコミの逢坂がなかなかいいキャラをしていた。彼が無事でよかった。私のお気に入りは桐嶋さん。相変わらずいい味出してた。 続編もそのうち読もう。
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玲奈と琴葉が敵味方になるのかと思ったら、そうではなかった。^^ 「3」で終わりだったんでしょうなぁ。
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「死神」との対決が終わった玲奈の、そもそもその「死神」を生み出した人物との対決。込み入った内容だが全く飽きさせない。ハイレベルな探偵トリック、ギミックも読み手の好奇心をくすぐる。構成もスピード感が最後まで切れず、凄まじいラストシーンに向かって突き進んで行く。最後は少しハリウッド映画的(ハリソン・フォードの逃亡者などを想わせた)で大げさすぎない?と、言うのと、琴葉との関係がややベタッとGL的すぎない?ってケチもつけたい部分はあったかな。それに、最後の方で特に琴葉がダメージ耐性あり過ぎ?ってとこも。ちょっとした描写の加減だとは思ったけど。そこまで肉体的にやられて、それちょっともう無理っしょ、みたいに思えるところが何ヶ所か。でも、四部作でいちおうまとまった。スッキリとした読後感が得られて満足した。良かった。面白かった。これだけの構成を書き切れる松岡圭佑という作家。この人の小説は大部作が多い印象だけど、やっぱり力量があってすごいなあ。
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悲しみで生きる意味を失ったに見えた紗崎玲奈が自分を取り戻し、琴葉を許し受け入れていくストーリー。これで完結は寂しいけれど、何とも嬉しい結末にほっ。
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