人類資金 限定版(Ⅶ) の商品レビュー
自分史上最長編 #読了 謎の巨大闇資金「M資金」は存在するのか? 戦後日本を裏で支えた資金を支配する"ルール"は現代の植民地政策なのだろうか うだつが上がらない詐欺師は救世主かはたまた"ルール"の破壊者か 超長編にも関わらずヒリヒリする展開...
自分史上最長編 #読了 謎の巨大闇資金「M資金」は存在するのか? 戦後日本を裏で支えた資金を支配する"ルール"は現代の植民地政策なのだろうか うだつが上がらない詐欺師は救世主かはたまた"ルール"の破壊者か 超長編にも関わらずヒリヒリする展開が最後まで続く 福井氏の作品らしく人物猫写が濃くて皆カッコいい
Posted by
真舟一派の巻き返しの巻 詐欺って知能犯なんだなぁって心から思った巻でした(ナニヲ・・・ 武闘派オトメの美由紀ちゃんが戻ってきて嬉しかったです。そうそうアンタはかっこよくあんなさい! 酒田の親分はもう癒しキャラにまでなりましたね!(ェッ なんやかんやあってニューヨークでのめくる...
真舟一派の巻き返しの巻 詐欺って知能犯なんだなぁって心から思った巻でした(ナニヲ・・・ 武闘派オトメの美由紀ちゃんが戻ってきて嬉しかったです。そうそうアンタはかっこよくあんなさい! 酒田の親分はもう癒しキャラにまでなりましたね!(ェッ なんやかんやあってニューヨークでのめくるめく逃走劇が手に汗握ってスリリング! 絆がスゴかった(語彙力 ちょっとハロルドはめんどくさいなーって思いましたけど、彼のこれまでの歩みからは致し方ない。 あまり書くとネタバレになるので 巻き返してゆく様は爽快だし感動的ですらあったが、やはりこの分厚さは退屈な部分も多く含んでいたと感想をのべておきます。 1巻から6巻までの薄さはなんやったんや・・・1~6≒7の厚みはちょっとないのでは? 映画は評判悪かったけどどんな仕上げになってたのか気になります。見てみたい。
Posted by
戦中戦後の混乱期に設立されたM資金と呼ばれる国の隠し財産をめぐる話。主人公は中年の詐欺師。ある因縁からM資金にまつわる詐欺を働いていたが、ある日M資金自体から10兆円騙し取って欲しいという依頼をされる。熟慮の末その依頼を受けるが、それを阻止しようとする筋から命を狙われつつ依頼自体...
戦中戦後の混乱期に設立されたM資金と呼ばれる国の隠し財産をめぐる話。主人公は中年の詐欺師。ある因縁からM資金にまつわる詐欺を働いていたが、ある日M資金自体から10兆円騙し取って欲しいという依頼をされる。熟慮の末その依頼を受けるが、それを阻止しようとする筋から命を狙われつつ依頼自体は成功させる。しかしその成功の代償として、この計画の首謀者が拘束されてしまう。 この10兆円で世界の格差をなくし世界を変えようとしていた首謀者の理念に心打たれ、主人公は彼を救うことを決意。チームを作り周到な計画を立て勝負に挑む。 とにかく長い。そして1人のセリフが異常に長く繰り返しも多いので読み飛ばさないと全く進まない。さらに各登場人物の生い立ち的なものが間に挟まるので、その前の場面を忘れてしまう。読むなら覚悟を決めたほうが良い。 話自体もいまいちピンと来なくて、ざっくり言えば金の争奪戦と囚われの仲間の救出劇。そこに資本主義があーだこーだとついているのでややこしくなっているだけ。この超大金を使って世の中がどのように変わるのかを見たかった。
Posted by
特別付録「人類資金0」。執筆前の完全無修正プロットに加えて著者の解説コメント付き。「M資金」を巡るこの物語には荒唐無稽なところも色々とあるものの、世界が変わる必要がある、変わりつつある、そしてどうやって変えていくのか、強いメッセージは伝わる。
Posted by
ほんとは星3.5 とても楽しめる娯楽作品 資本主義についてのお勉強にも、とっかかりとしては良いかも知れない。 社会活動の中で少し踏み込んで考えてみると存在する不条理について考えるきっかけにもなるかも。
Posted by
足掛け2年にわたって、やっと完結。そして読み終わった。それが偽らざる感想。何しろ、文庫本で第1巻から最終巻(この巻だけで693頁)までで1954頁の大著。 当初のあらすじが忘却の身にとって、特別冊子『0』(著者の創作ノート、楽屋話が面白い)は、前作までの復習としてありがたい付録。...
足掛け2年にわたって、やっと完結。そして読み終わった。それが偽らざる感想。何しろ、文庫本で第1巻から最終巻(この巻だけで693頁)までで1954頁の大著。 当初のあらすじが忘却の身にとって、特別冊子『0』(著者の創作ノート、楽屋話が面白い)は、前作までの復習としてありがたい付録。 「M資金」をめぐり、資本を肥え太らせるだけの古い”ルール”から、人のうちから自然にわき出る共生の”ルール”にすべく、そして善意のシステム化をめざし、”財団”に挑戦するMと、それに賛同し行動を共にする詐欺師真舟。 日本、ロシア、ニューヨーク国連本部へと舞台を展開し、世界の株式市場を相手の壮絶なる戦い。 福井晴敏ならではのスペクタクル巨編。 ただ、途中再三繰り返される論説バトルにはやや食傷気味か。これも、今までの物理的バトルの著者が、止揚を意図しているとのことなら、それも可か。
Posted by
長かった・・・。 前作の「OPローズダスト」では内面の描写が多すぎて、物語の進行を妨げていたが、今回はそこを抑えて程良い仕上がり。 エンターテイメントとして十分に楽しめた。 難は、石を某所に導く仕掛は、真船が考えるには、スケールが大き過ぎてリアリティに欠けた事。
Posted by
ブログのレビュー記事 | http://yassblog.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
Posted by
七巻構成の七巻だけで700ページ近くあると言うことはなんなんだ?普通だったら、5~600ページの上下巻の二冊構成で行けたんじゃないかと思います(苦笑) ここまでの六巻は助走で、この締めの七巻で一気に物語を仕上げていますね。情景描写のダラダラした描き方は画を潜め、スピーディーに物...
七巻構成の七巻だけで700ページ近くあると言うことはなんなんだ?普通だったら、5~600ページの上下巻の二冊構成で行けたんじゃないかと思います(苦笑) ここまでの六巻は助走で、この締めの七巻で一気に物語を仕上げていますね。情景描写のダラダラした描き方は画を潜め、スピーディーに物語は進行していき小気味良いです。 限定版は、作品を書き上げるにあたって考えたプロットが付属します。それを読むと、物語の理解が更に深まります。 映画が終わって一年半くらい経過しているんで、映画の結末を忘れていますが、それでも、原作と映画の結末は違うんじゃ無いかな?
Posted by
待望の最終巻700Pに及ぶ壮大なドラマの完結編読了!! 都市伝説である「M資金」は本当に存在したのか?!というミステリーを背景に、実在したとする「M資金」を巡り、戦勝国の資本主義化による「ルール」という名の金融資本制度の確立・・・ それがもたらす貧富格差。小国の埋蔵資源をネタに株...
待望の最終巻700Pに及ぶ壮大なドラマの完結編読了!! 都市伝説である「M資金」は本当に存在したのか?!というミステリーを背景に、実在したとする「M資金」を巡り、戦勝国の資本主義化による「ルール」という名の金融資本制度の確立・・・ それがもたらす貧富格差。小国の埋蔵資源をネタに株式市場を操作し、「ルール」により富を得ようとする者たちと、貧富格差をなくし、富める者だけが富を得るシステムを国連という場で「M資金」の過去の暴くことで、その不誠実さを暴き、小国の開発にも公平に「M資金」による再配分により、人類の公平な生き方を求めようとする者たち。 国連への働き掛けを邪魔する「ルール」に生きて富を稼いだ財閥(財産)との駆け引きは手に汗握る迫力があった。 果たして、「M資金」と実在しているのか・・・ 読後も気になる大変面白い長編大作でした!!
Posted by
- 1
- 2