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もうひとつの学びの場(2014) の商品レビュー

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2015/07/08

一人一人の生徒にとっては、自分の担任の先生や学校が、その時その時の自分にとってある意味唯一絶対の存在であり、非常に大きな影響力をもつ存在である。「先生」を肩書きとする人には、人として、教育者として尊敬できる存在であってほしく、実際、そのような素晴らしい先生もたくさんいる。しかし、...

一人一人の生徒にとっては、自分の担任の先生や学校が、その時その時の自分にとってある意味唯一絶対の存在であり、非常に大きな影響力をもつ存在である。「先生」を肩書きとする人には、人として、教育者として尊敬できる存在であってほしく、実際、そのような素晴らしい先生もたくさんいる。しかし、一部の心無い教師に対しては、生徒は集合体以上の意味を持つ、それぞれの個性と人格を持った個々の人間として映っているのであろうか、自分の言動の全てがその大勢の生徒たちにとって将来与えうる影響を考えて行動しているのだろうかと、疑問を投げかけたくなることもままある。 そのような教師や学校にあたってしまった生徒は不幸としかいいようがないが、本書で紹介されている学校は、その対極をいく。一人一人の子供を大事にし、理解し、試行錯誤しながらよりよい方法で成長させていく。これこそが教育者の使命ではなかろうか。全ての教育関係者に見習ってほしい姿勢である。

Posted byブクログ