ニューヨークより不思議 の商品レビュー
ニューヨークに住み、そしてまたもう一度滞在し。映画を愛し、そしてアーティストとの交流を通してニューヨークを感じる。ストレンジャーインニューヨークの文庫化として、非常に楽しみにしていた。でも、面白くないと感じたのは何故か。。。 本書が朝日ジャーナルに掲載されていたのは、1987...
ニューヨークに住み、そしてまたもう一度滞在し。映画を愛し、そしてアーティストとの交流を通してニューヨークを感じる。ストレンジャーインニューヨークの文庫化として、非常に楽しみにしていた。でも、面白くないと感じたのは何故か。。。 本書が朝日ジャーナルに掲載されていたのは、1987年。主にアジアを中心とした、流れてきたアーティストがエネルギーをぶつけ合いながら身を寄せ合う感じ。今の様にFBがないからこそ、日本ではこの本でニューヨークを感じたのだろう。だから、今とズレてると思うとつまらないのだけど、実はノスタルジアとして読むと面白い。あぁ、ニューヨークは凄いなと、当時は(たぶん)思った人も多かったんだろうなぁと。 JAZZが流れ、サンドイッチを食べる。金融のプロ達が足早に行き交い、アーティストは夢と戦う。歩くだけでビリビリくる街。今は、誰でも行ける。ちょっとした勇気で、お金で得難いものも得られる。 外へ。当時とはまた違った時代に。
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1987年と2015年、27年の時を経たニューヨークへの旅。どこにも帰属できない者たちが集まる都市の歓喜と幻滅。みずみずしさと情動にあふれた文体でつづる長編エッセイ。
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