君たちには話そう の商品レビュー
本当に何も知らずに大人になったんやなと、自分の勉強不足と興味や好奇心の少なさを恥じてしまう。 過去からずっと繋がって今があるのだから、自分の住んでるいる場所の歴史を知ることがとても大切であることを学んだ。 私も、住んでいる地域のことをもっと知りたくなったし、戦争についてもっと学ば...
本当に何も知らずに大人になったんやなと、自分の勉強不足と興味や好奇心の少なさを恥じてしまう。 過去からずっと繋がって今があるのだから、自分の住んでるいる場所の歴史を知ることがとても大切であることを学んだ。 私も、住んでいる地域のことをもっと知りたくなったし、戦争についてもっと学ばなければならないと強く思った。 沢山の研究によって沢山の人が死んでしまったこと。そのまま研究が続いてもっと恐ろしいものになっていること。そして、それは夢を沢山持った若者が何も知らずにさせられてたこと。 きちんと、知って伝えていかないとダメだと感じた。
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ローティーン向けの戦争関連本。とても良かった。 ・ボリュームが少なくて読み切りやすい。 ・戦争ものにありがちな重苦しさや説教臭さが少ない ・基本的に現代の高校生が主役なので気持ちが入りやすい ・ノンフィクションなので史実を知ることができる という感じでオススメの一冊。戦争教育云々...
ローティーン向けの戦争関連本。とても良かった。 ・ボリュームが少なくて読み切りやすい。 ・戦争ものにありがちな重苦しさや説教臭さが少ない ・基本的に現代の高校生が主役なので気持ちが入りやすい ・ノンフィクションなので史実を知ることができる という感じでオススメの一冊。戦争教育云々はおいといとても、まあ普通に面白いノンフィクションとも言えます。まあ年に一度くらいこういうジャンルもね。 あ、それと 物語性と知識性が両方あるので、読書感想文に良いと思います。本のボリュームのわりにたくさん書けそう。
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・この本でよみとってもらいたいポイント 1)自分が住んでいる地域を調べることの意味 2)歴史は祖父母の代から孫の代に伝えられる 3)若い世代が、未来に向かって問いかけることの意味
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登戸研究所のことは全く知らなかった。 高校生が当時を知る人物にインタビューを行ったりしてまとめた、という事実があることがとてもすごいと思った。 口外を禁じられていた研究所のことを話した人々には、戦争を知らない世代に過ちを犯して欲しくない、という気持ちがあったのだろうか。 高校...
登戸研究所のことは全く知らなかった。 高校生が当時を知る人物にインタビューを行ったりしてまとめた、という事実があることがとてもすごいと思った。 口外を禁じられていた研究所のことを話した人々には、戦争を知らない世代に過ちを犯して欲しくない、という気持ちがあったのだろうか。 高校生の熱心さに心を打たれたのだろうか。 その気持ちは推し測ることしかできないが、話してくれた人々がいたからこと、我々は歴史から学ぶことができ成長していくことができるのだと思う。
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親から子には伝えられなくても、祖父母から孫へ伝わるものがある、という言葉が重かった。正に孫世代にある自分は、自分たちはどう生きていこうと改めて考える本だった。さすがに児童向けの書き方なので、参考文献として挙げられていた一般向けの本でもっと詳しく補強したい。が、やはり現役YA世代の...
親から子には伝えられなくても、祖父母から孫へ伝わるものがある、という言葉が重かった。正に孫世代にある自分は、自分たちはどう生きていこうと改めて考える本だった。さすがに児童向けの書き方なので、参考文献として挙げられていた一般向けの本でもっと詳しく補強したい。が、やはり現役YA世代の子たちにはまずこれをすすめたい。全国の学校図書室には絶対入ってほしいなあ。総合学習(って今も言うんだろうか)のモチベーション高めるのにも役立ちそう。
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川崎の生田にその昔、戦争時に「登戸研究所」という秘密兵器(細菌や爆弾)を研究していた場所があるという。 現在も建物は、明治大学の敷地内に保存されているが、 各種、書類からはその存在が抹殺されている場所を、高校生たちが中心となり、その存在をつまびらかにしていく様子が描かれている...
川崎の生田にその昔、戦争時に「登戸研究所」という秘密兵器(細菌や爆弾)を研究していた場所があるという。 現在も建物は、明治大学の敷地内に保存されているが、 各種、書類からはその存在が抹殺されている場所を、高校生たちが中心となり、その存在をつまびらかにしていく様子が描かれている。 そこの務めていた人々は、家族にさえ話したことがないほど、頑なまでに口を閉ざしている…のだが、話しを聞きにいく高校生たちに「…君たちには話そう・・・」と言って、その固い口を開き始める。 守秘義務…というより、たとえ一言で話したら殺されるかもしれないと思っていたというのだ。たった70年前の日本はそんな日本だったのだ。 中高生を中心に、大人にもぜひ読んで欲しい1冊だと感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生にこれだけのことができるのかと正直驚いた。これこそ本当の意味での勉強だと思う。 明治大学生田校舎のある場所に昔あった極秘の研究所について調べていった実話。生田校舎に行ってみたくなった。 「大人には話したくないが、高校生の君たちには話そう」と言う言葉からついたタイトル。
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戦争の悲惨さを語る本ではなく、記録文のような登戸研究所について調べた軌跡を書いた本だった。けっして湿っぽくなく、ただ事実を記録しているのに、「研究所のことは、もう大人には話したくない。だけど、君たち高校生だけには話そう」のところは、なんだかぐっときた。「歴史は、祖父母の代から孫の...
戦争の悲惨さを語る本ではなく、記録文のような登戸研究所について調べた軌跡を書いた本だった。けっして湿っぽくなく、ただ事実を記録しているのに、「研究所のことは、もう大人には話したくない。だけど、君たち高校生だけには話そう」のところは、なんだかぐっときた。「歴史は、祖父母の代から孫の代に伝えられる」というのもなるほどと思った。まだ、途中な感じだから急がなくては、埋もれてしまうとも思った。
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