ふるぎぬや紋様帳(一) の商品レビュー
祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。 着物にまつわる因縁の短編集。 例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。 雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。 雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いが...
祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。 着物にまつわる因縁の短編集。 例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。 雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。 雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。 まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。 語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。 いいバランスで盛り上げていると思う。 あくまで、主役はふるぎぬであるというスタンスが潔いと思う。 もっとも店主には謎があるみたいで、それはこの先のお楽しみみたい。 次巻が楽しみです。
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いつ読んでも本当に絵と物語が美しい。 特に着物好きにとっては大変ワクワクする。 昔から着物の絵もとっても素敵だったので、これをきっかけでまた過去の作品を読み返しているが、気持ちがほっこりして幸せになれる。
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波津彬子さんらしい空気の漂う1冊でした。 主人公は同じ方が描かれている「幽霊宿の主人」を思い出しました。 みいちゃんの話とネコマ様のお話が好みかな。 前者は今市子さんのうす紅色の女を思い出したり。 浮気された女性の心情って複雑だなぁ。 後者は凛とした年配の女性が素敵でした。
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