ひらく美術 の商品レビュー
202404.01 新学期のスタートの日に読み終えた。越後妻有りに行かないといけないと思った。この本だけではわからない。感じないといけないと思いました。
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p148 真に大切なこと。 自然とのかかわりの中で伝えられ、積み上げられていった知恵とものづくりの伝統を活かすこと。 足りないところを補っていく広がりを大事に。
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新潟の山と川に囲まれた場所、越後妻有で「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」や瀬戸内国際芸術祭を手がける北川フラム氏の著書。 恥ずかしながら北川さんのことを存じ上げておらず、知人から紹介されて北川さんのご活動を調べたり著書を注文した。 これまで知らなかったアートの持つ...
新潟の山と川に囲まれた場所、越後妻有で「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」や瀬戸内国際芸術祭を手がける北川フラム氏の著書。 恥ずかしながら北川さんのことを存じ上げておらず、知人から紹介されて北川さんのご活動を調べたり著書を注文した。 これまで知らなかったアートの持つ力や可能性を知ることができた。名前を聞いてピンとこない作家の方々が多く、その分野についても知識を深める必要があると感じた。 芸術祭を行なう上で大変だった地域の人々との関わりや、アートを作っている作家を最初は遠くから見ているだけだった住民が、やがてしびれを切らして参加する場面などは、その状況がありありと想像でき、大変興味深かった。 YouTubeの伊勢丹おもてなしチャンネルで北川さんの活動が分かりやすい動画にまとめられていたので、北川さんがどんなことをされているのか軽く知りたい方は動画を見るだけでもいいかもしれません。
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第2回の越後妻有大地の芸術祭に参加して、その後2015年の第6回に参加。 よく知っているからこそ、彼の言葉を噛みしめるように読んだ。 まだまだその意味を考え続けないといけないように思う。
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資本主義の現代と都市が行き詰まっている理由を指摘し、その打開として地方と美術の可能性を思想と行動で提示する。陰に陽に抜き差しならない状況の中での奮闘記であり、生きた教養書だ。越後妻有と瀬戸内国際芸術祭を見て来た上で、自分が感動した芸術の背景を知れた、貴重な文書だった。 私も大学...
資本主義の現代と都市が行き詰まっている理由を指摘し、その打開として地方と美術の可能性を思想と行動で提示する。陰に陽に抜き差しならない状況の中での奮闘記であり、生きた教養書だ。越後妻有と瀬戸内国際芸術祭を見て来た上で、自分が感動した芸術の背景を知れた、貴重な文書だった。 私も大学生の時そして20代は違和感への対応と情熱で生きてきたが、今はどうか。今こそ、北川フラムさんから学ばなければならない。
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新潟の山間部、越後妻有の地で3年置きに開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の総合プロデューサーであり、瀬戸内海を舞台に開催される「瀬戸内国際芸術祭」の総合ディレクターを務める著者が、芸術と地方の関係についての考えをまとめた一冊。 個人的にハッとさせられたのは...
新潟の山間部、越後妻有の地で3年置きに開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の総合プロデューサーであり、瀬戸内海を舞台に開催される「瀬戸内国際芸術祭」の総合ディレクターを務める著者が、芸術と地方の関係についての考えをまとめた一冊。 個人的にハッとさせられたのは、現地の人々が最初は馴染みのない現代美術の作品をいぶかしりながらも、次第に愛着が沸いてきて、冬季の作品の保存や補修などを自発的に手伝いようになるプロセスであった。その意味合いを著者は以下のように表現している。 「アートは赤ちゃんのように、泣き叫ぶ、言うことを聞かない、手間がかかるものです。生産性は無論ない。しかし面白い。だから周りの人同士が互いに助け合うのです。」 (本書p111より引用) 美術館を中心とした従来のアートと人々の接点の持ち方では決してこのような関係性は生まれない。日常生活の中にアートが溶け込んでいるこの越後妻有の成功から学ぶべき点は多い。
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血と肉の熱さを感じるような、非常に情熱を感じる哲学を行間からもびしばし感じた。 美術という物のとらえ方、しかも現代美術の考え方を根底から変えてくれた。 じつは後半よく分からないところもあったけど、理解したい、楽しそうと思わせてくれる。 芸術祭はどんどん続いて欲しい。どんどん地域の...
血と肉の熱さを感じるような、非常に情熱を感じる哲学を行間からもびしばし感じた。 美術という物のとらえ方、しかも現代美術の考え方を根底から変えてくれた。 じつは後半よく分からないところもあったけど、理解したい、楽しそうと思わせてくれる。 芸術祭はどんどん続いて欲しい。どんどん地域のお祭りとしてうごめいて欲しい。
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前々回から訪う『大地の芸術祭』 これを読んで、何故あのトリエンナーレに魅了されるのかを自覚した。里山集落を、作品と風美を目的に、自分の思うままに巡る、身体いっぱい五感前回の旅。 次回が待ち遠しい。 自治体、住人、ボランティアスタッフ、それぞれの向き合いの難しさも勿論あるが、持続可...
前々回から訪う『大地の芸術祭』 これを読んで、何故あのトリエンナーレに魅了されるのかを自覚した。里山集落を、作品と風美を目的に、自分の思うままに巡る、身体いっぱい五感前回の旅。 次回が待ち遠しい。 自治体、住人、ボランティアスタッフ、それぞれの向き合いの難しさも勿論あるが、持続可能な土着の芸術祭。「ハレの文化」となります様に。
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瀬戸内芸術祭のアートディレクター・北川フラム氏による里山を舞台にしたアートの話。地域全体が美術館を体現し、交流人口を増やす、都市と地域をつなぐ取り組みを越後妻有の事例も含めて説明していく。メモ。(1)地域について考える単位は村または街。鐘の音で共同体の喜怒哀楽が感じられる様な単位...
瀬戸内芸術祭のアートディレクター・北川フラム氏による里山を舞台にしたアートの話。地域全体が美術館を体現し、交流人口を増やす、都市と地域をつなぐ取り組みを越後妻有の事例も含めて説明していく。メモ。(1)地域について考える単位は村または街。鐘の音で共同体の喜怒哀楽が感じられる様な単位。 (2)私たちは資本主義が存命するためのフロンティアを失くした時代に生きている。 (3)その土地に行ったらまず高い所に行ってその地を俯瞰せよ。広く世間を見た知識が地域に役立つ世間師でありたいと思います。
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著者にお会いする前の予習を兼ねて読んだ。 内容はこれといって特別なものはない。 実際に会った著者はそれなりの分野では有名人かもしれないが、人間的には礼儀がなっていない◯◯。 よって本著を買ったのも結果的にお金もムダだった。
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