江戸三〇〇藩 物語藩史 東海篇 の商品レビュー
たまたま手に取った本だが思いの外面白かった。聞いたことのない小藩に劇的な事件が起こっていたことや、歴史の中でアノ事件と繋がっていたという事実を知ったりして。高須四兄弟をそれとしてきちんと認識できたのも、この本のおかげ。 大名はそもそも傍若無人なもの、との思い込みがあって、それがこ...
たまたま手に取った本だが思いの外面白かった。聞いたことのない小藩に劇的な事件が起こっていたことや、歴史の中でアノ事件と繋がっていたという事実を知ったりして。高須四兄弟をそれとしてきちんと認識できたのも、この本のおかげ。 大名はそもそも傍若無人なもの、との思い込みがあって、それがこの本によって覆ったわけではないが、一揆が発生した際、各藩は首謀者と意外と丁寧に話し合いを行っていたことが驚き。
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東海編は扱い範囲が広いので、2冊にわけてもよかったのではないか。あくまでも有力藩中心の解説であり、国宝天主がある犬山やその他城下町等々の説明が殆どない点が、ガイドではなくあくまでも読み物としての歴史本ならではという印象を受ける。
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