1,800円以上の注文で送料無料

来訪者 新訳版 の商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/06/02

ダールが雑誌「プレイボーイ」に掲載したちょっとセクシーな大人のための短編集。 「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃の冒険」などなど、児童文学でも圧倒的な面白さで大好きな作家の一人だけど、このエロチックなお話もユカイだった。もっとも「やり残したこと」の最後は、ちょっと笑ってられな...

ダールが雑誌「プレイボーイ」に掲載したちょっとセクシーな大人のための短編集。 「チョコレート工場の秘密」や「おばけ桃の冒険」などなど、児童文学でも圧倒的な面白さで大好きな作家の一人だけど、このエロチックなお話もユカイだった。もっとも「やり残したこと」の最後は、ちょっと笑ってられなかったけれど…。 ダールって、すごい!

Posted byブクログ

2024/04/24

大人向けのお話でも、変わらずダールワールドに引き込まれる! あとがきでプレイボーイに対しての描き下ろしと知って納得。笑 オズワルド叔父の日記、是非全巻読んでみたいものです…

Posted byブクログ

2023/12/26

ちょっと大人の?(性的な話題を盛り込んだ)ブラックな短編集。「あなたに似た人」と同じように、バカだなぁ、人間が小さいなぁと思いつつ、でも自分も同じ部分を持ってるよなぁ〜笑 と言う内容。

Posted byブクログ

2023/08/28

59点:「もう、オズワルドったら、いい加減にして!」女性たちは眼を輝かせながらそう叫ぶのだった。  遺産として受け取ったオズワルド叔父さんの日記を厳選して出版したという態で、ひょっとしたら自叙伝の大傑作なのではとハードルをめちゃくちゃ高くした上で披露される小話。  それぞれのオ...

59点:「もう、オズワルドったら、いい加減にして!」女性たちは眼を輝かせながらそう叫ぶのだった。  遺産として受け取ったオズワルド叔父さんの日記を厳選して出版したという態で、ひょっとしたら自叙伝の大傑作なのではとハードルをめちゃくちゃ高くした上で披露される小話。  それぞれのオチはまあおもしろいけど、それ以上にオズワルド自身がおもしろいのでぐいぐい読んでいける。女性観は正直ひどいので、こんなの書いたら怒られるよと思いながら読み進めるけど、まあホラ話ということで許されるのか、な。

Posted byブクログ

2021/03/27

ダール自身がお気に入りのキャラクター、オズワルド叔父シリーズ4編。エロ話がテーマになってるが、そこはロアルドダール。見事なラストのオチで、従来同様愉しませてくれる。さらに無茶苦茶をするエロおやじオズワルドだけに楽しく、恐ろしく。

Posted byブクログ

2020/09/09

ロアルド・ダールの大人向け短編集 少しエロティックだったり、悪趣味というかブラックコメディ風のものが多かった印象 最後のオチがどれも秀逸で、ついつい続きが気になってしまう作品でした

Posted byブクログ

2015/09/23

プレイボーイに掲載されていたというロアルド・ダールのエロティック・ショート・ストーリー集。稀代の漁色家、オズワルド叔父さんの性遍歴「来訪者(The Visitor)」、お互いの妻を交換して楽しもうと企む「夫婦交換大作戦(The Great Swicheroo)」、未亡人が旅先で初...

プレイボーイに掲載されていたというロアルド・ダールのエロティック・ショート・ストーリー集。稀代の漁色家、オズワルド叔父さんの性遍歴「来訪者(The Visitor)」、お互いの妻を交換して楽しもうと企む「夫婦交換大作戦(The Great Swicheroo)」、未亡人が旅先で初恋の男と再会してコトに及ぶ「やり残したこと(The Last Act)」、人騒がせな媚薬をめぐってオズワルド叔父さんが再登場する「雌犬(Bitch)」の4編を収める。 いずれも言うほどはエロくはなく、艶笑譚といった感じ。ダールらしい皮肉は効いているが、ヒネリはまあよくあるレベルで、ゾッとするような不気味さはほとんどない。まあ、週刊誌読者相手の手遊びといったところか。 オズワルド叔父さんのホラ話っぷりが小気味よく「セルボーン博物誌」も読みたくなった。

Posted byブクログ

2015/08/31

新訳版。四篇とも「プレイボーイ」が初出だそうで、いかにもそれ風だが、ダールらしい皮肉な味わいもたっぷりある。醸し出される雰囲気が独特で、ドタバタを書いても下品じゃないところがさすがだ。 訳者の田口俊樹氏が、「古き良き時代というのは、ある意味ではおおらかながら、現代の常識に照らす...

新訳版。四篇とも「プレイボーイ」が初出だそうで、いかにもそれ風だが、ダールらしい皮肉な味わいもたっぷりある。醸し出される雰囲気が独特で、ドタバタを書いても下品じゃないところがさすがだ。 訳者の田口俊樹氏が、「古き良き時代というのは、ある意味ではおおらかながら、現代の常識に照らすと無神経な時代でもあったということだろう」と書いていて、ほんと、そうだなあと思う。そこがある種の面白味でもあるのよね。

Posted byブクログ