箱庭旅団 の商品レビュー
なかなか面白い短編集でした。摩訶不思議な世界を旅するお話でした。このシリーズも楽しめそうです。朱川湊人なかなか良いです!
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不思議な、でも、読後感はちょっと切なくなる物語が多いのが朱川さんの作風。そして、物語の所々に白馬にまたがり、時空を超えて旅する少年の影がちらつく。 彼のような存在は旅行者(トラベラー)と呼ばれている。 そんな彼のような存在と『唯一無二の絶体真理』という本のがこの短編集を貫く縦糸と言えるだろう。 この本の内容を理解した者が手にすることができる目の前の空間をめくり上げて別の次元に行くことができる能力は、その描写ととも強く印象に残ったが、切なさという点では、『秋の雨』が一番だろうか。 いつ果てるともわからぬ旅行者の旅は今しばらく続くようだ。
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始めは何だかな・・・って感じでイマイチだったけど、最後の方は面白かった、というか怖かった。 連作短編だったのねー。
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ちょっと不思議な話や心が温かくなる奇跡の話を集めた、短篇の名手による新境地のアンソロジー。 晴れた日や雨の日風の吹く日、爽やかな朝、不気味な夜。春夏秋冬あって全く同じ日はないように、人の人生も様々だ。短篇なので登場人物の辿った人生や、現在の状況を表す描写は僅かだが、そんなことは気...
ちょっと不思議な話や心が温かくなる奇跡の話を集めた、短篇の名手による新境地のアンソロジー。 晴れた日や雨の日風の吹く日、爽やかな朝、不気味な夜。春夏秋冬あって全く同じ日はないように、人の人生も様々だ。短篇なので登場人物の辿った人生や、現在の状況を表す描写は僅かだが、そんなことは気にならない巧さが光る連作集である。
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文章は読みやすく、ひとつひとつの話のネタも面白く バラエティに富んでいるのだけど なんだろう……オチが、「…あ、はい、そうですか…」 という感じで 驚きも感動もさほどなく、突然ぽろっと終わる印象 この作家さんの作品は初めて読むので、 もともとそういう作風なのかも知れないけれど ...
文章は読みやすく、ひとつひとつの話のネタも面白く バラエティに富んでいるのだけど なんだろう……オチが、「…あ、はい、そうですか…」 という感じで 驚きも感動もさほどなく、突然ぽろっと終わる印象 この作家さんの作品は初めて読むので、 もともとそういう作風なのかも知れないけれど 日常と大きく差をつけず、あくまで地続き、すぐ隣の不思議 みたいなものを意識しているのかも知れない? 「藤田クンと高木クン」 「黄昏ラッパ」 は好き
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世にも奇妙な物語系の不思議短編。幻想小説の要素を含んでいるような雰囲気です。最初と最後に出てくるエピソードで一つの話に集約しようとしてますがあまり上手くいっていないので単なる短編として読んだ方が楽しいかも。
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今住んでいる世界からちょっと外れた異次元の短編が16、互いの関連性はない。特に怖くはなく、もしかしたらあるかもしれないことを感じさせる、軽い「あの世」の短編集。
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連作短編。 最初は判りにくかったのですが、途中で小さな手がかりが付けられて居たり、最後に繋がりを付け作品もあります。とはいえ、その辺りは「そう来ましたか」というレベルの仕掛けです。 一つ一つの短編はというとどうも印象が薄いのです。 朱川さんというとノスタルジックホラーとかソフトホ...
連作短編。 最初は判りにくかったのですが、途中で小さな手がかりが付けられて居たり、最後に繋がりを付け作品もあります。とはいえ、その辺りは「そう来ましたか」というレベルの仕掛けです。 一つ一つの短編はというとどうも印象が薄いのです。 朱川さんというとノスタルジックホラーとかソフトホラー。そのソフトさが少々行き過ぎてぼんやりした印象になったような感じがします。スーッスーッと流れて行く感じ。 とはいえ、改めて振り返れば7号室住人のミツコさんなど、結構興味深い話もあるのですがね。
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