芥川龍之介 の商品レビュー
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「新潮日本文学アルバム 芥川龍之介」、1983.10発行。和・漢・洋の書物に精通、語学も堪能、絵や書も優れ、若くて秀才で美男。芥川龍之介、明治25.3.1~昭和2.7.24。大正3年10月、田端に新居を構えてからは、田端の芥川を慕って、文士が田端にどんどん転入、田端文士村に。25歳で花形作家、人望も備えてたんですね。健康を害し、「唯ぼんやりとした不安」をもっての自殺。沢山の短編を残してますが、私は「蜘蛛の糸」と「侏儒の言葉」が特に好きです。田端の家は、一部だけ残っていて、何度も訪れました。 若くして文壇に登場、たちまち先人を追い越し、常に脚光を浴びて歩んだ芥川龍之介。大正3年10月末に引っ越してきた田端の新築の家、今も玄関付近が当時の趣きを残しています。太宰治は山崎文栄を、三島由紀夫は森田必勝を道連れにしました。芥川龍之介は聖書を枕元に。「唯ぼんやりとした不安」という言葉を残して。1892.3.1~1927.7.24、享年35。神経衰弱、不眠症がひどかったとか。表紙は新潟高校での最後の講演時の写真だそうです。1927.5.24。
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亡くなった時に着用していた中国のお洒落な浴衣や、絵と落書き?(「蝿ニアラズ蝶ナリ」)や、貴重な笑顔の写真(歯並び、確認!)等を見れて嬉しい。芥川氏の写真には、居住まいを正させ、涙を誘う不思議な力がある。
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漱石の教え子ということで読んでみました。芥川作品は中学の頃に有名どころを少し読んだ程度だったけれども、作品にも興味がわきました。 芥川の最後って自殺だったんですねえ。
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