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幹細胞と再生医療 の商品レビュー

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2020/12/15

農学部図書館の学生アルバイトの方に、おススメの電子ブックを推薦いただきました。 ☆推薦コメント☆ 「再生医療」という言葉を聞いたことのある人は少なくないが、何を材料にどんな方法で行われるのか、詳しく知っている人はそう多くないだろう。本書では、再生医療の成り立ちとその課題、実用化...

農学部図書館の学生アルバイトの方に、おススメの電子ブックを推薦いただきました。 ☆推薦コメント☆ 「再生医療」という言葉を聞いたことのある人は少なくないが、何を材料にどんな方法で行われるのか、詳しく知っている人はそう多くないだろう。本書では、再生医療の成り立ちとその課題、実用化に向けた取り組みが語られている。 再生医療の主役となるES細胞やiPS細胞の樹立方法だけでなく、再生医療が社会に与える影響にまで深く切り込んでいる点が特徴的だ。受精卵を利用してつくられるES細胞について、一般の人が受ける誤解にも言及している。また、再生医療を身近にしていくための課題となるコスト面も詳細に検討されている。 再生医療の利点だけでなく、課題についても広い視点で書かれている点が印象的だった。材料となる細胞の大量培養が、コスト面や技術面でも壁が多いことを知るとともに、再生医療の実用化は目前まで迫っているということをひしひしと感じる内容だ。 ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです(電子ブックで利用できます)☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/NB00186751 ※学外から利用する際は、こちら↓のリモートアクセスをご利用ください https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/find/r-access.html

Posted byブクログ

2015/09/08

理性的に読めば、iPS細胞への過度の期待を諌め、ES細胞研究との両建ての研究を提言する啓蒙書。悪く見れば、自分の研究分野・成果を守ろうとしての懸命の反論本にも見える。学者の書く本らしく、一般向けにやさしく書いたつもりかもしれないが実際は専門的でかなり難しい。

Posted byブクログ