今すぐ変わりたい人の行動イノベーション の商品レビュー
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フォトリーディング&高速リーディング。 図書館で借りた本。星四つにしたのは語りかけがあり、気付きがあったから。しかしながら取り付きは内容の薄い本に感じるかも知れない。読書階級にはわざわざお金を出して買いたい本には思えないのではないか。しかしながらコーチングやカウンセリング、あるいは人間関係(会社の上司部下といった間柄)で大いに役立つ内容であった。 10秒で初動するコツは素晴らしい。ワークは非読書階級向けの内容。人との対話やコミュニケーションは本書の本筋ではないが、著者の優れた洞察(コーチングの指導者としての知識)と思わされた。 内容が薄いと感じた分、星は三つにしてもよかったが、気付きが多かったのでこのジャンルでは自己基準最高の星四つとした。 下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる: 42-43:本書の趣旨の10秒アクションは、ドミノの最初の1ピース。初動を極端に軽くし、初動が多くのアクションを実感させ、自信につなげる。初動が一番思いのだが、それをいくつもこなし、じわじわと行動を広げる感じ。 48:10秒アクションの積み重ねは自信につながる。自分で決断し、実行する10秒。たった10秒でも「やった・やれた・何かした」といった感覚が重要。決断し、実行することに億劫になっていたり、現状にとどまる事に慣れすぎてしまった自分を10秒で打破できるのが10秒アクション。とにかくやってみる。 160:人間の脳は大人になればなるほど臆病になる。何かをするのに億劫になる。現状維持が楽だと思い、動く事変える事変わる事の楽しさを忌避する。 167-170:自分へのだめ出しになれていることに気付く。だめ出しが出たら、「そうなんだね」とそのだめ出しを受け入れる。たとえば、疲れた・嫌だ・やりたくない、などという感覚も、「そうなんだ、疲れたんだね・いやなんだね・やりたくないんだね」と自分にいう。すると引っ込んで閉じ込み、動きたくなかった自分は受け入れられた開放感を少し味わえ、意固地にならない。逆に自分を叱咤する事は、疲れて嫌でやりたくなくなっている自分を閉じ込めてしまう。(人間関係でも同じ。カウンセリングやメッセージでも同じ。) 177:だめ出ししている自分に「わかる、わかる」といってやる。(これもカウンセリングやメッセージで用いる事が出来る)。 194-195:浪人中の失意の帰郷での話し。おじいちゃんに励まされたとの事。「頑張れ」ではなく、「おじいちゃんも頑張るから、いっしょに頑張ろう」と笑顔で言われた事に感動。ひとりじゃないと言う思い。大切にされているという実感。人を動かすのはこういった言葉。繋がりを感じさせる言葉。
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