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こうして、世界は終わる の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2020/08/20

コロナ、水害、蝗害、大規模火災…、最近の出来事の根底に共通する要因があると思う。 この本の内容がフィクションで終わるなら良いが(確かに終盤の展開は微妙な気もするけど)、わかっているのに止められない資本主義経済社会で、いったいどのように加速する温暖化を軽減していけるのか。 先日...

コロナ、水害、蝗害、大規模火災…、最近の出来事の根底に共通する要因があると思う。 この本の内容がフィクションで終わるなら良いが(確かに終盤の展開は微妙な気もするけど)、わかっているのに止められない資本主義経済社会で、いったいどのように加速する温暖化を軽減していけるのか。 先日ブルボン好きの女子高生がお菓子のゴミ削減提案をしたように、またグレタさんに始まる一連の動きのように、若い世代の行動に背中を押されてでも大人たちが本気で考えるべき課題だと感じたのでありました。

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2018/12/30

環境破壊が文明の崩壊をもたらしたあと、気候が安定した時代(数百年後)に過去をふり返ってその失敗を歴史的に検証するという内容。発想が面白かったので購入。 しかしながら著者が現代の批判をしたいための内容と感じた。 ちょっと想像していたのとは違い、ぞくぞくする感覚は全くなかった。読...

環境破壊が文明の崩壊をもたらしたあと、気候が安定した時代(数百年後)に過去をふり返ってその失敗を歴史的に検証するという内容。発想が面白かったので購入。 しかしながら著者が現代の批判をしたいための内容と感じた。 ちょっと想像していたのとは違い、ぞくぞくする感覚は全くなかった。読まなくてよい本という意味で星ふたつ。

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2018/08/19

タイトルをそのままでないと、なぜ未来の中国の学者が過去を検証してるのか分からんわな。 地球温暖化によって海面上昇その他の環境変化に西洋文明が滅びてしまうと。それがなぜだったのかと未来の視点で検証する。

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2016/11/14

未来の歴史学者が、地球で明らかに起こっていた環境の変化に気づいていたにも関わらず人口のほとんどが失われるような状態になったのはなぜかを検証する。

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2016/02/24

空港の書店で20分ほどで立ち読みしました。 前回日本を出るときに気になっていた本ですが、 開いてみると文字が大きく行間があり、 更にはページ数が少なかったので、 一気に立ち読みです。 内容的には地球温暖化で世界が 終りを迎えるというものですが、 時系列でこれからあと...

空港の書店で20分ほどで立ち読みしました。 前回日本を出るときに気になっていた本ですが、 開いてみると文字が大きく行間があり、 更にはページ数が少なかったので、 一気に立ち読みです。 内容的には地球温暖化で世界が 終りを迎えるというものですが、 時系列でこれからあとの時代のことが書かれており 緊張感もあり面白かったです。 実際に温暖化がどんどん進んでいくと、 面白がってはいられない話なのですが・・・・

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2015/12/13

温暖化の行方の一例を示す近未来 SF。 温暖化が進んでも人類が滅亡しないという楽観論だが、自由主義を取らない国家が最も上手に対処するという仮定が反発を呼ぶかも。

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2015/10/28

西暦2393年の地点から、現在私たちが生きている20~21世紀を振り返るという手の込んだ構成の本です。 地球温暖化や行き過ぎた市場原理主義など多くの人が重大な問題と認識し、先行きを予測していたのに、手を打たなかったために西洋文明の崩壊を招く。 そんな近未来SF小説のような内容。 ...

西暦2393年の地点から、現在私たちが生きている20~21世紀を振り返るという手の込んだ構成の本です。 地球温暖化や行き過ぎた市場原理主義など多くの人が重大な問題と認識し、先行きを予測していたのに、手を打たなかったために西洋文明の崩壊を招く。 そんな近未来SF小説のような内容。 ただし、著者は世界的に有名な科学者です。 最新の科学的知見に基づいて、これから起こるであろうことを分析し、読み物としても楽しめる内容に仕上げています。 それにしても、西洋文明が崩壊した中で、中国が「中央集権国家だった」という理由で生き残ったというのは何とも皮肉なことです。 しかも、西洋文明崩壊後に立て直しを図った他の国々も中国モデルを採用したというのですから、本書に倣えば民主主義社会の先行きは極めて暗いと言わざるを得ません。 そうならないためにも、今から適切な手を打ちたい。 そんなことを思いました。 素人には専門的な内容もかなり噛み砕いて説明しており、肩が凝りません。 単行本で143ページなので、一気に読めるでしょう。 ただ、私にはちょっと食い足りないセカオワでした。

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2015/08/18

帯と表紙はアオリすぎかもしれないけれど、どのようにいま現在の私たちの暮らしている世界の環境が崩壊していくかを、淡々と描く。本書唯一の発明は、著者たちのせめてもの願いか。 淡々と、ということで、文章量はそれほど多くないしサクサク読める。 環境の変化への警鐘とともに、なぜそれが止めら...

帯と表紙はアオリすぎかもしれないけれど、どのようにいま現在の私たちの暮らしている世界の環境が崩壊していくかを、淡々と描く。本書唯一の発明は、著者たちのせめてもの願いか。 淡々と、ということで、文章量はそれほど多くないしサクサク読める。 環境の変化への警鐘とともに、なぜそれが止められないのか、市場原理主義と実証主義などを挙げながら、その困難さが招く暗黒の未来を示す。知ることと知ったことを活かすことは別だというある意味単純な事実が、重い。

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2015/08/15

ショッキングなタイトルに驚き、 手に取ったかと思いきや、買い読み終えてしまった一冊。 終わってしまった世界から、過去(つまり今の我々の生きているいま)を歴史的に振り返る、 SF的な物語で展開されていく。 ちょっと言い過ぎでしょ?みたいな面を感じる部分はあれど、 きっと未来に振...

ショッキングなタイトルに驚き、 手に取ったかと思いきや、買い読み終えてしまった一冊。 終わってしまった世界から、過去(つまり今の我々の生きているいま)を歴史的に振り返る、 SF的な物語で展開されていく。 ちょっと言い過ぎでしょ?みたいな面を感じる部分はあれど、 きっと未来に振り返ったら、自分らは気づかないふりしてたなぁ、 と取り返しのつかない後悔の念に苛まれるであろうと感じる。 これが現実のものとならぬよう、 環境に興味がある方はもちろん、ない方こそ、 まず考え・行動するための第一歩として一緒に読みたい、 そんな一冊。

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2015/07/28

温暖化等で西洋文明が破綻した後の24世紀末から,人類の運命の分岐点であった今の時代を振り返るという趣向。環境問題に警鐘を鳴らすのはいいけれど,「炭素燃焼複合体」みたいな言い方は好きじゃないなぁ。思考停止ワードじゃないですか。あと字が大きくページがスカスカで内容が乏しいのも難点。 ...

温暖化等で西洋文明が破綻した後の24世紀末から,人類の運命の分岐点であった今の時代を振り返るという趣向。環境問題に警鐘を鳴らすのはいいけれど,「炭素燃焼複合体」みたいな言い方は好きじゃないなぁ。思考停止ワードじゃないですか。あと字が大きくページがスカスカで内容が乏しいのも難点。 文明崩壊を乗り切ったのが結局中国だけだったという設定はなかなかシュール。こういう危機に際して民主主義は機能せず,内陸への大量移住や中央の統制が功を奏したとか。

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