イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 の商品レビュー
首相・内閣・経営者への提言 日本に欠ける「弱点」は「数値の理解不足、議論を端的に短時間に出来ず、結論を先延ばしする」、よって世界でも異様に映る「生産性効率の悪い国」となっている事に納得する。それは企業のみならず政治の世界でも同じで「メスを入れなければならない(自分達が不利になる事...
首相・内閣・経営者への提言 日本に欠ける「弱点」は「数値の理解不足、議論を端的に短時間に出来ず、結論を先延ばしする」、よって世界でも異様に映る「生産性効率の悪い国」となっている事に納得する。それは企業のみならず政治の世界でも同じで「メスを入れなければならない(自分達が不利になる事)事項に対し結論、対策に対する「先延ばし」が延々と続いているのも納得いかない。ここにある「過去の長い高度高成長」が由来する主な原因であれば、そろそろ世代交代・次世代が発揮しなければならない世界となっていも良い頃合いだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あっさり2時間くらいで読了。 200ページちょいだったし、デービッド・アトキンソンさんの本は何冊か読んでるので、頭にスッと入ってきやすかったってのもある。新書で内容も薄めだったし。 けど、提言されているのはその通り。 日本人の歴史的な背景を通して身に付いた文化と、それが今後どんな「強み」や「弱み」になるか、という考察。 「温故知新」が日本の特徴ってのが、日本人としては意外な感じがした。家とかビルなどの住宅系は節操がないのだが。たしかに古い神社とかは残ってはいるか。。 あと、「アレンジが武器にならない」という話も結構新鮮。たしかに、どの国だって他国から色々と取り入れてるもんね。 数字をベースにした「事実」が多いので、「思い込み」を打ち砕く良いキッカケになります。
Posted by
2017年44冊目 元ゴールドマンサックスの金融調査室長であり、今は小西美術工芸社の社長を務めるイギリス人からみた日本の強み弱み。 長年日本に住んでいながらにしても外国人としか見られない著書からみた日本人。 興味深いのは著者自身は京都に住み、古い町家を当時の雰囲気を残して住んでい...
2017年44冊目 元ゴールドマンサックスの金融調査室長であり、今は小西美術工芸社の社長を務めるイギリス人からみた日本の強み弱み。 長年日本に住んでいながらにしても外国人としか見られない著書からみた日本人。 興味深いのは著者自身は京都に住み、古い町家を当時の雰囲気を残して住んでいるのに、京都に住む日本人が古い建物を壊してマンションに住みたがるということ。 そのような指摘がごもっとも。 日本人について一歩離れた視点でおかしいと感じる点も指摘しており興味深い一冊でした。
Posted by
内容は面白いし提言もその通りなのですが、日本人としてうまく心に響かない内容だなぁ、と個人的には思った。非常に不思議な感覚に包まれた。文化の違いなのか、オイラが日本人の意識に毒されているだけなのか。
Posted by
決して読んで不愉快になるようなことはなかったな。終わりに、著者が懸念してたけど。そこまでバカではないつもりだ(苦笑)。まずは数字やロジックというものについて、よく考えないといけないなと思った。
Posted by
新・観光立国論からの本書。間をおかずに読んだので前の本の主張をもう一度がリフレインされた読後感です。日本人の持つ日本は特別だというような「誇り」と日本が持っている可能性を活かし切れていない「もったいなさ」のギャップが数字による分析で訴えかけられます。これは在日25年の間に著者が感...
新・観光立国論からの本書。間をおかずに読んだので前の本の主張をもう一度がリフレインされた読後感です。日本人の持つ日本は特別だというような「誇り」と日本が持っている可能性を活かし切れていない「もったいなさ」のギャップが数字による分析で訴えかけられます。これは在日25年の間に著者が感じ続けたテーマなのだと思います。新・観光立国論の読了後にたまたま海外で体験したジャパンプレゼンテーションのプロモーションで感じた「日本が見て欲しい日本」と「海外の人が体感したい日本」のギャップによって著者の言いたいことがわかった気がしました。
Posted by
とても考えさせられる。会議が長いとか、観光資源を活かしきれていないとか、耳に痛い。変化を受け入れること、効率を上げること(一人当たりのGDPという視点もおもしろい)を通じて、今問題になっている長時間労働は変えられるんじゃないかとずっと思っていた。それを改めて文字として、ちゃんとし...
とても考えさせられる。会議が長いとか、観光資源を活かしきれていないとか、耳に痛い。変化を受け入れること、効率を上げること(一人当たりのGDPという視点もおもしろい)を通じて、今問題になっている長時間労働は変えられるんじゃないかとずっと思っていた。それを改めて文字として、ちゃんとした裏づけを持って語られており、興味深い。
Posted by
何事も、独りよがりになっていないだろうかと振り返るとき、第三者の意見を聞くべきであろうと思う。ただ、何かに集中しすぎているときは、なかなかそうとは思えないものであるのだが。 家の近所の書店に行くと、平積みされており、気にはなっていたのだが、他の本で手一杯だったので、ようやく今回...
何事も、独りよがりになっていないだろうかと振り返るとき、第三者の意見を聞くべきであろうと思う。ただ、何かに集中しすぎているときは、なかなかそうとは思えないものであるのだが。 家の近所の書店に行くと、平積みされており、気にはなっていたのだが、他の本で手一杯だったので、ようやく今回手にすることが出来た。 海外の方で、それもアナリスト。どのように、日本を見て、解説しているのだろうと、興味津々で本の中に飲み込まれていった。 ポイントは2つ。 1つは、海外の方から見た、日本の良くも悪くも特徴的なポイント。これについては、なるほどと、思いながら楽しく読むことが出来た。 2つめは、数字での比較。これは一般的にある数字を積み上げれば分かることであるが、なかなかそんなことをせずに、感覚的に、ああだこうだと言っていることを、数字で見せてくれている。分からないことは、まず数字に置き換えること、そしてその数字の意味することを考えることの必要性を改めて知った。 さっと読める本なので、色々悩んでいる人には、是非読んでみてもらいたい1冊だ。
Posted by
今まで言われてきたのと同じことだったから途中辞め。 日本は国際比較(欧米比較だけど)が大好きで 外国は外国はというのが惨めだというのはやっぱり そうなんだというのが解ったことは収穫
Posted by
勤勉、礼儀正しいなど、型通りの日本人論に耳が慣れすぎて本質を自問すること無く過ごして来ました。「数字」、「面倒くさい」、「人口」などのキーワードで日本人の、私達自身の『強み弱み』について気づきを与えてくれる良書。
Posted by
- 1
- 2