兵法 孫子 の商品レビュー
(2014.04.30読了)(2014.04.18借入) Eテレの100分de名著で『孫子』が取り上げられ、そのテキストを読んだので、ついでに『孫子』の全文に目を通しておこうと借りてきました。 この本の第四編に孫子全文註解というのがあり、読み下し文、注解(言葉の意味)、通解(現代...
(2014.04.30読了)(2014.04.18借入) Eテレの100分de名著で『孫子』が取り上げられ、そのテキストを読んだので、ついでに『孫子』の全文に目を通しておこうと借りてきました。 この本の第四編に孫子全文註解というのがあり、読み下し文、注解(言葉の意味)、通解(現代語訳)という形で、『孫子』の全文が紹介してあります。 第一編は、『孫子』を現代の企業経営にどう生かすかという観点で、解説してあります。 第二編は、『孫子』の著者のこと、書かれた時代のこと、著者のエピソード、日本への伝来、などが紹介されています。 【目次】 まえがき 第一編 経営孫子 第二編 孫子解説 第三編 孫子抜粋 第四編 孫子全文注解 第一 始計 第二 作戦 第三 謀攻 第四 軍形 第五 兵勢 第六 虚実 第七 軍争 第八 九変 第九 行軍 第十 地形 第十一 九地 第十二 火攻 第十三 用間 付録第一 マキャベリの謀略(陰謀) 付録第二 楠木兵法における孫子 付録第三 孫臏 付録第四 孫子名言の索引 ●決心の前提条件(36頁) クラウゼウィッツは次のように言っている。 ・決心の前提条件の四分の三は不確実である。 ・「確実でない情報は信ずるな」などということはナンセンスである。確実な情報などはない。 ●孫子(51頁) 孫子は、今から約二千五百年前の、春秋時代に世に出た孫武(前五四一~四八二年頃)の著したものである。彼は中国の斉の国(山東省)に生まれた天才的兵法家で、揚子江の下流地方で栄えていた呉の国王闔閭に仕えた。 ●風林火山(121頁) 軍の行動は、ある時は風の如く迅速に、ある時は林の如く整然と緩徐に、ある時は火のように激しく攻撃し、ある時は山のように泰然として動かない。 ☆関連図書(既読) 「孫子」湯浅邦弘著、NHK出版、2014.03.01 「孔子『論語』」佐久協著、NHK出版、2011.05.01 「論語」貝塚茂樹著、講談社現代新書、1964.08.16 「論語の読み方」山本七平著、祥伝社、1981.11.30 「老子」蜂屋邦夫著、NHK出版、2013.05.01 「老子」小川環樹訳、中公文庫、1997.03.18 「タオ 老子」加島祥造著、筑摩書房、2000.03.25 (2014年5月1日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 天下第一の兵法書「孫子」。その極意である「戦わずして勝つ」は、現代のビジネスに通じる鉄則であり、「孫子」に競争社会を生き抜くヒントを求める人も少なくない。本書は、そういう声に応え、兵法経営の大家が、ビジネスの現場において、「孫子」をどう生かすかについて歴史の実例を引きながら解説したものである。理論と実戦に裏打ちされたその方法論を体得すれば、おのずと勝つ戦略・戦術が見えてくる。
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