アノニマス・コール の商品レビュー

薬丸岳(著者)

2015/11/16

3年前のある事件に拘わったことから、無実の罪をきせられ警察を辞めた元警察官の娘が誘拐される。介護施設で働く元妻と娘の救出にあたるが、手に汗握る追走劇の向こうに誘拐犯人の真の目的が見えてくる。

2015/11/09

元警官の朝倉。離婚した妻との間に一人娘の梓がいるがある日突然、朝倉の携帯に娘から電話が。別れた妻とは何年も音沙汰なしで娘が朝倉の携帯番号を知るはずも無い。娘は誘拐されていた。身代金を要求された元妻は朝倉と共に誘拐犯に立ち向かうのだが…警官内部と政治家の闇の繋がり、事件の揉み消し、借金漬けの警官多し。黒幕を意外な人物にする為に、わざと複雑な展開にしたと思うが疲れるだけだった。

2019/06/22

決してつまらなかった、というのではないのですが、
割とありがちなオチだったかな？というのが、読み終えた最初の印象でした。
そんな感想を持つのは、相棒などのドラマの観すぎかもしれませんね。
犯人の要求が二転三転して、それにこたえるのに説明が多く、それを読むのが面倒かな？
まぁ、誘拐ネタの本の場合は当たり前なのかもしれませんが。

2015/10/24

薬丸さんの作品については、
いつも同じような感想になってしまうんだけれど…

今回もテレビの二時間ドラマ的なお話
かつ、
「なかなか…化けられないなぁ(次のステージにアップしない)」

と云う感じ。

詳細は、⇒ http://noinu.blog.fc2.com/blog-entry-115.html

2015/10/17

朝倉真志が、別れた妻・奈緒美に告げる言葉「わかり合ってはいけない関係」の意味はラストになって、明らかになる。真犯人も意外性があり驚いたが、それよりも、この真相は想像を超える内容であり、朝倉真志の行動に、涙が溢れてくる。

2015/09/28

最後までハラハラしながら読めた。
面白かった。

パン屋さんが怪しいなと思ったけど、読むにつれて回りの全員が怪しかった

2015/09/26

アノニマス・コール＝匿名電話の主は一体誰なのか。のっけから主を巡り主人公の無謀極まりない暴走が始まる。かなり心臓に悪い。見ていられず思わず斜め読みにもなった。どう考えても勝算なし。最後まで動悸と興奮は止まらない。加えてどんでん返しのひっくり返し。終章などは立位で読まされた。信じるべきは誰なのか。自らの信念のみぞ知る。信頼とは何か、深く考えさせられた。

2015/09/19

誘拐された娘を救出しようと奔走する元警察官の姿を描く。彼が警察を辞める原因となった３年前の事件の真相とは？ リアリティがいまいちで２時間サスペンスものっぽい印象ではあるけれど、読みやすくて面白かった。今回の教訓：「警察を信用するな」

2015/09/18

テンポが良くてぐいぐいと読まされますね。
設定もかなり考えたのだろうなと感じます。途中の振り回される場面では一緒に振り回されてヤキモキします。

惜しむらくは動機、というか犯人…「ええっ！？」それはちょっと苦しいと私は思ってしまった。こういう人生の過去がある人がこういう犯罪を考えるかなと思ってしまった。
…まぁ小説なのですから無理というほどの設定ではないのでしょうけれども。
途中の疾走感がいいと感じただけにそれぞれの幕引きの描写にモヤモヤしました。何か事件は解決したかもしれないけど何も解決されていないぞというような。
家族としての名誉の挽回の人生を期待していいのかなと思いつつも、そこまで明るい未来でもなさそうな。

次の作品も早々と出されたようで次も期待しています。

2016/02/08

薬丸岳さん、デビュー１０周年記念作品。
あの「天使のナイフ」から、もう１０年が経つんですね。

とても期待して読んだのですが…
うーん…
すっきりしない読後感…。

犯人の動機が、なんともやりきれない…。
別の手段はなかったのか、とか、
身代金受け渡しのやりとりにも、少し疲れました。

薬丸さんは、こういうエンタメ系のものよりも、
あの魂を揺さぶられるような作品の方が好みです。

大切な何かを守るためには、間違っているとわかっていても、
時に手を汚さざる負えないなんて。
なんか苦しくなります。

結果として、信念を貫いた真志が報われて、
梓ちゃんの夢がかなえられることが唯一の救いかな。。。