鉄道デザインの心 の商品レビュー
熊本へ資料調査に行くついでに、博多駅でやっていた水戸岡鋭治展を観た。それが氏をよく知る直接のきっかけだった。 鉄道は好きなので、氏の手がけた数々の車両は知っていたし、なんなら少し勉強もしていたのだが、氏のもつ世界観、空間のデザインの仕方を初めて知ることとなったのはその博多の展示が...
熊本へ資料調査に行くついでに、博多駅でやっていた水戸岡鋭治展を観た。それが氏をよく知る直接のきっかけだった。 鉄道は好きなので、氏の手がけた数々の車両は知っていたし、なんなら少し勉強もしていたのだが、氏のもつ世界観、空間のデザインの仕方を初めて知ることとなったのはその博多の展示が初めてであった。 デザインというのは氏もいうように、アートとは異なりクライアントの希望に即してやっていくものだけれど、その中であれほどの世界観を作り出していく、氏 簡単に書いているけれども、その世界観を描くところまでよりもそれを作り出していくところまで持っていく調整力と目利きの力、これが本当に勘所というか、氏の能力なのだというのがよくわかった。 調整力はどこにいても鍛えられるが、この目利きの力は意識して学び取っていかなければならない。自分の分野で、自分は第一線の目利きができるだろうか。 ちなみに、氏のプロダクトでは阿久根駅が一番好き。
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