改造人間ロギイ(2) の商品レビュー
話は全然違うんだけど、血界戦線となんとなくかぶるように思えるのよね。こんなとこで終わりって、漫画家さんが一番残念だろうな。でも、高校生の時からのキャラだったみたいだし、ここで卒業して新たな話にってのもわからんではない。ポジティブポジティブ!
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私自身は、世辞でも何でもなく、本当にこの『改造人間ロギィ』は面白い漫画だ、と思う だから、2巻で半ば打ち切りみたいな形で終わってしまっているのは、三木先生の才覚に期待を寄せていた一人としては、実に残念だ 改めて、週刊少年ジャンプで生き残るのは大変なんだな、と感じた この作品自体の...
私自身は、世辞でも何でもなく、本当にこの『改造人間ロギィ』は面白い漫画だ、と思う だから、2巻で半ば打ち切りみたいな形で終わってしまっているのは、三木先生の才覚に期待を寄せていた一人としては、実に残念だ 改めて、週刊少年ジャンプで生き残るのは大変なんだな、と感じた この作品自体の質は悪くない。ただ、同時期に連載されていた他作品の面白さが上回って、読者からの票を集められなかったんだろうな 掲載時期が違ったら、異なる結果になっていたのでは、と思わずにいられない 何せ、ここまで悪人顔なのに加え、性格も結構、苛烈な主人公は少年漫画のそれとしては珍しく、読み手にインパクトを与えるには充分だった 加えて、幼い頃に大切な人と交わした一つの約束を守るべく、人助けを基本とした、ロギィの優しさを醸す、アクション多めのストーリーは読み応えがあった 顔も口も悪い、けど、戦う力を持てない者からのSOSは決して無視をせず、歪んだ力の揮い方をして哀しみを増やす、強いけど強くない者に、自分が傷付く事も厭わず、立ち向かっていくロギィの生き方には好感が持てる また、追跡屋かつ(半強制的に組む羽目になった)相棒のドグや、彼に引き取られた(・・・ロギィに押し付けられた?)チビ、トリオとしてのバランスも良い。彼らと目的を同じとしつつも、立ち位置の差から反目する秘密警察組織の構成員らのキャラも結構、立っている 三木先生の、最終回に読み切りに登場させた敵役をしれっと登場させる、不届きっぷりも私的には好きだ ホント、十分なボリュームになる前に終わってしまったのが残念でしょうがない 先に掲載時期が不運だった、と書いたが、もしかすると、週刊少年ジャンプ向きの作品ではなかったのかもしれないな。これも上記したが、少年漫画として、悪人顔の主人公ってのは受けが良くなかったのか? それらを鑑みると、三木先生の漫画家としての才能は、少年誌じゃなくて青年誌でこそ活きるタイプなのでは。なので、そう感じる私としては、次回作、YJで連載してくれないかな、と期待している。ジャンルは同じでも構わないが、学園モノも相性がいいんじゃないかな、と勝手に思ってる。教師らしくない教師が、問題児らを助けてやっていく、まぁ、『GTO』に近い話を読んでみたい この台詞を引用に選んだのは、さすがにまだ拙くはあるが、三木先生らしさを、特に読み手に感じさせる言葉だったので。自分のやり方、自分の存在が、決して人に褒められないモノであるのは、誰でもない自分が一番に知っている。けど、ろくでもない奴らの所為で、ろくでもない目に遭っている大切な人がいて、何が何でも助けてやらなきゃならないって思った時、ろくでもある方法じゃ解決できない、と思ったら、人は自分のやり方を、笑われようが蔑まれようが否定されようが、貫くしかないんじゃないか、そんな事をロギィのこの独り言から思った
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