ちいさなメリーゴーランド の商品レビュー
アンソニーは たいくつしていました。ひとりぼっちで、あそびあいてが いなかったのです。すると、とおりの むこうから にぎやかなおとが きこえてきました。メリーゴーランドが やってきたのです! でも おこずかいのないアンソニーは、のることができません。メリーゴーランドの おじさんは...
アンソニーは たいくつしていました。ひとりぼっちで、あそびあいてが いなかったのです。すると、とおりの むこうから にぎやかなおとが きこえてきました。メリーゴーランドが やってきたのです! でも おこずかいのないアンソニーは、のることができません。メリーゴーランドの おじさんは、そんな アンソニーをみて、すてきなことを いってくれたのです。 マーシャ・ブラウンの明るくて楽しい絵からは音楽が聞こえてきそうです!
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1946年にアメリカで出版されていたマーシャ・ブラウンのデビュー作です。5月7日の「追悼 マーシャ・ブラウン」という記事でもお知らせしたとおり、マーシャ・ブラウンは今年の4月28日に亡くなりました。絵本の最後に「この作品について」と題して、マーシャ・ブラウン自身がデビュー当時を振...
1946年にアメリカで出版されていたマーシャ・ブラウンのデビュー作です。5月7日の「追悼 マーシャ・ブラウン」という記事でもお知らせしたとおり、マーシャ・ブラウンは今年の4月28日に亡くなりました。絵本の最後に「この作品について」と題して、マーシャ・ブラウン自身がデビュー当時を振り返って短い文章を寄せています。その日付は「2015年1月3日」。まさに彼女の最後の仕事となったのでした。まだ、通りで子どもたちが遊ぶことが出来た時代に、移動式のメリーゴーランドが馬車でやってきます。子どもたちは大喜び。貧しい家のアンソニーも乗りたいけれど、おこずかいを持っていません。そんなアンソニーを見ていたメリーゴーランドを引いてきたコレッリさんはアンソニーにメリーゴーランドを回す仕事を手伝わせ、その代償に最後に乗せてくれたのでした。メリーゴーランドから降りてきた時のアンソニーの喜びの表情ったら!マーシャ・ブラウンの原点を見たような気がしました。
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マーシャ・ブラウンが亡くなったこと、このデビュー作の解説が最期の仕事となったことを知り、気になっていた。 図書館の新刊コーナーに見つけて、その場でよめた。 ニューヨークのサリバン・ストリートに、メリーゴーランドがやってきた! 1945年の実体験が元になっている絵本で、作者のデビュー作。 マーシャ・ブラウンの絵本は数冊しかよんだことがないけれど、どれも好きだ。 一つの場面の絵が多かったり位置が逆だったり、文が長かったりするあたりが、デビュー作なのかな? メリーゴーランドって、子どものときには楽しかったな。 海外にはカーニバルの文化もあるし、屋台みたいなアミューズメントがあっていいなぁ。 私も、アンソニーと同じように、ライオンに乗りたい。 アンソニーのことを気にかけてくれたコレッリさんがこころにくい。 ハマグリにケチャップという驚きもあり。
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