日本カセットテープ大全 の商品レビュー

辰巳出版

2015/12/02

懐かしのカセットテープ大特集。
最近カセットデッキ付のミニコンポが壊れてヤマダ電機に物色しに行ったら、なんとカセトデッキ搭載のコンポはゼロ！
大手メーカーは1社も作っていません。気を取り直してケーズ電気に探しにいったら弱小メーカーの作るカセット付ミニコンポが若干有りました。
しかしながらカセットテープが消えゆく運命に有る事は間違いないのでしょう。
ただラジカセは健在です。iphoneやウォークマンと繋げることが出来る高級志向の商品から、ＣＤとラジオとカセットがオールインになっている昔ながらのラジカセまで。
ラジカセには需要が有るんだな～と思っていたのですが、本作を読んで謎は解けました。
カラオケ練習用テープと英会話練習用テープとして録音時間10分のテープが未だに売れているそうです。
現在もカセットを作る最後の1社になったマクセルとのインタビューが面白い。
ヒスノイズが有るのがいいとか、手作り感を出せるのがいいとか書いてますが、頭出しが出来ない、経年劣化する事を考えたら、消えていくのはしょうがないと思います。私も一時は600本以上持っていましたが処分を重ねて今は100本くらいです。ただこの本はホントに懐かしく読みました。
ＴＤＫのＡＤやＳＤ、ＳＯＮＹのＡ～ＣＨＦ、マクセルのＵＤ、フジフィルムのレンジ4、その他色んなメーカーのテープが写真付で解説。使ってましたね～。
エアチェックも死語ですね。ＦＭレコパルが愛読書でした。新譜が出たらＬＰ1枚丸ごと放送とかしていましたし、エアチェックに命を懸けていました。ホントに。
懐かしさに満ち溢れた1冊でした。
最後に。ＳＯＮＹからカセットテープをデジタルメディアに変換録音するラジカセが出ています。買いました。便利な世の中です。

2015/07/25

カセットテープ愛を思いっきり表現した本。主要メーカーの各モデルを写真入りで紹介するだけでなく、関係者へのインタビュー、現在もカセットテープを製造しているメーカーへの取材等々、薄いながらもカセットテープを愛用していた私にとっては、大変充実した内容だったので満足。当時のデッドストックが結構高値で取引されているとも書いてあったので、ちょっと探してみるとするかな。

2015/07/12

懐かしい。小学生から高校生まで、カセットで一生懸命録音していたのを思い出した。お気に入りの曲を詰め込んでプレゼントしたりした。あれから録音媒体はMDになり、今ではデータになった。こうなると、曲を所有している感覚ではなく、持っている曲も忘れてしまう。あの頃のほうが、音楽は楽しかった。