性格検査には「正答」がある! 第4版 の商品レビュー
就職適性検査の対策をするための"裏技"本。つまり、"ズルをする"本なわけだが、性格検査の場合は、その構造上、"対策なし"で受けたからと言って"正直者が報われる"結果とはならない。 適性検査の対策をす...
就職適性検査の対策をするための"裏技"本。つまり、"ズルをする"本なわけだが、性格検査の場合は、その構造上、"対策なし"で受けたからと言って"正直者が報われる"結果とはならない。 適性検査の対策をするのは、受験者の"志が低い"のではなく、適性検査に性格検査を組み込んでいる企業の採用システム自体に問題があるのである。 私は心理職を志す"専門家予備軍"だが、本書は内容的にしっかり書かれている(著者の記述は信用できる)と思った。薄っぺらいテクニック本とは異なり、性格検査とは何か?から説かれていた。 ただし、投影法にも「正解」があり、「どんな話でもいいので、饒舌に語りましょう」などと書いてあるが、このアドバイスは安直にすぎる。形態水準-(現実検討力に問題)と評価される恐れがある。刺激図版にないものを語ってはいけない。 とはいえ、概ね著者の主張には賛同する。
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