今日からは、愛のひと の商品レビュー
2015年刊。400ページ近い作品。悪魔と天使が出て来る、SF的な手の混んだ設定もあり、ミステリー要素あり、でも全編に渡り軽快なノリも幾分あり。「夜は短し歩けよ乙女」に幾分近い印象も有る。お話のベースにある人間的な設定は、とてつもなく生臭く人間臭いが、独特の世界が展開する中に浸り...
2015年刊。400ページ近い作品。悪魔と天使が出て来る、SF的な手の混んだ設定もあり、ミステリー要素あり、でも全編に渡り軽快なノリも幾分あり。「夜は短し歩けよ乙女」に幾分近い印象も有る。お話のベースにある人間的な設定は、とてつもなく生臭く人間臭いが、独特の世界が展開する中に浸り続けたい人にはお勧めかも。単純にハッピーエンドという訳では無いので、「それはイヤ」という人にはお勧めしない。被害経験の認識が強い人は読まない方が良いかも。加害経験の認識で辛い人は読んでみても良いかも知れない。
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金ナシ職ナシ家族ナシ。助けた男は、悪魔に追われている元・天使!? 無職宿ナシの亀谷幸慈は、ある日、ギャルにカツアゲされていた青年を助け出す。 どうやら彼は記憶喪失で、元・天使。さっきのギャルは悪魔であるらしい。 関わりたくない相手だったが、ひょんなことから行動をともにすることに...
金ナシ職ナシ家族ナシ。助けた男は、悪魔に追われている元・天使!? 無職宿ナシの亀谷幸慈は、ある日、ギャルにカツアゲされていた青年を助け出す。 どうやら彼は記憶喪失で、元・天使。さっきのギャルは悪魔であるらしい。 関わりたくない相手だったが、ひょんなことから行動をともにすることに……。
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行くところがないときに人に声をかけられたら? 信じられるかな? いいや、無理だな。でも、信じたからこその展開なんだよなぁ。 自分がいいと思うことを選択していくしかないよね。
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失敗をした人にも救いは必要だと思うし、冷たくすればいいってもんじゃないこともわかる。今の人は失敗した人に冷たいのかもしれない。人が失敗すると小さな事でもすぐに叩くし。人を許すという事も大切だと思う。でも、この人達がやったことは、どんな過去があったとしても決して許せる事ではない。取り返しのつかない事をしたのに「今日からは、愛のひと」と言われてもなぁ。
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悪魔から元天使を助けたフリーターのユキジは、行き場をなくし、記憶喪失の元天使、ガブリエルと共に、知り合ったシメ子のシェアハウスに招かれ、6人での共同生活を始める。予想外のファンタジーがかったストーリーから、ちょっとイマイチ…?と思っていたのが、そのうちの1人の姿が消えた所から俄然...
悪魔から元天使を助けたフリーターのユキジは、行き場をなくし、記憶喪失の元天使、ガブリエルと共に、知り合ったシメ子のシェアハウスに招かれ、6人での共同生活を始める。予想外のファンタジーがかったストーリーから、ちょっとイマイチ…?と思っていたのが、そのうちの1人の姿が消えた所から俄然面白くなってきた。この不思議ワールドの真相は?ユキジ達はどんなラストを迎えるのか?真相は意外な部分もあったものの…最後は変に現実的なものを見せつけられたというか、単純が好きな私としてはスッキリしなかった。あともう一歩、夢を見させて欲しかったな。
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最後まで 読ませてもらったのですが… なんだろう… もう一つ 朱川さんの作品でいつも感じでいた 美しい夕焼けの空がつかのまであるような 独特の余韻が少ないなぁ と 思ってしまいました。 それでも それぞれの 人物の細かな描写は さすがですね
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登場人物みんないい奴なんです。表紙見たら伝わるハズ。 みんな生まれた時は同じなのに愛される記憶がある、なしでこんなに違ってしまう。 気付けばそこから始められると思いたい。 記憶が残らなくても心のどこかに愛は刻まれている。
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願わくば、あのまま「猫の森」で、みんなで暮らせたらよかったのだろうけど・・・。自分の世界に戻って、「猫の森」での記憶がなくなってしまっても、ユキジのように何かが残っていて、それが少しでも救いになればいいな。
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ラストで心打たれました。こうまで荒唐無稽なファンタジーなのに。救われない中に救いを用意したのは見事。シメ子が160あるのに小柄って描写は編集者の怠慢としか思えないけどね。軽妙な語り口は下手したらラノベなんだけど、魅力ある。
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他の作品も何冊か読んでいるが、結構気にっている作家です。 決してハッピーエンドではなくせつなくも哀しい物語だけど、読んで良かったなあ、と思える作品です。 とても満足です。
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