その愛の程度 の商品レビュー
なんというかなぁ 豊永さんは人としての魅力にかけているんだよなぁ それは、私が感じる程度であって その程度は人によって違う、って話 暗転から急転までの6つの転の題名がなんか良い
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溺れている娘を助けたつもりが、娘ではなく他の子だった・・・から娘は怒って口をきいてくれなくなった。でも助けるために慌てて川に駆け込んでくれたんだよ?(助けようとはしていたんだから)。それでも葉月は許せないの?何なの!葉月のその態度っ!まだ子供だからストレートな感情も仕方がないのかなぁ。 成恵の「距離をとりましょう。できればすぐにでも」「別れましょうか」は随分身勝手。それを豊永はアッサリ受け入れすぎ。いいの?ホントにそれで?「その愛の程度」じゃなくて「その程度の愛」だなと思った。 結衣が気を持たせるような態度取ってたから、そっちとくっつくのかなぁと思ったら別れた旦那と元サヤ。後輩の小池くんはくるみちゃんと結婚。豊永は結局自分だけパートナーがいないじゃない。 後輩の小池くんとの会話が、微妙に(いや結構大きく)ズレてるよね、でも悪くない。ふたりは結構いいコンビ。
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小野寺さんの小説は牛丼愛以来2作品目。 やはり、シャレの効いた書き方だった。こういうの好き。 キーワードもところどころ散らばっていて、つながるところがいい。 他の作品も読んでみたい。他の人にもおすすめしたい。私にとって今スペシャルな作家さん。もっと有名になってほしい。応援していま...
小野寺さんの小説は牛丼愛以来2作品目。 やはり、シャレの効いた書き方だった。こういうの好き。 キーワードもところどころ散らばっていて、つながるところがいい。 他の作品も読んでみたい。他の人にもおすすめしたい。私にとって今スペシャルな作家さん。もっと有名になってほしい。応援しています!
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主人公の豊永は、子持ちの年上女性と再婚。けれども、連れ子と仲良くなれないでいた。そんな中、妻の会社の仲間と一緒にいったバーベキューで娘たちがおぼれてしまう。助けたら、自分の娘ではなく、他の人の娘だった。それから、ますます娘との関係が悪化し、別居し、離婚……。 まず、主人公の豊永がキライ。優しそうだけど、主体性がなく、で、あなたはどうしたいの? って思ってしまう。 何よりも一番キライなのが、妻の成恵。 子どもが豊永を嫌うことに対して何のフォローもなく、次に結婚したい人がいるから離婚してと言う。 豊永は「成恵は正直だから」とか言っているけど、そういう問題じゃないと思う……。 結衣さんも、妙にモーションをかけるかと思えば、元のさやに戻っちゃうし……。 小説としてはおもしろかったけど、登場人物に全く感情移入できない本でした。
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「愛の程度」って何だろう。 あらすじだけ追えば、かなりハードでへヴィな物語なのに、なんだろう、この軽やかさは… 主人公が濃密な人間関係を避け、人との距離をかなり多目に取るタイプだからなのか、じめじめした重苦しさがなく淡々と日々が過ぎていく。 考えすぎてドライになる豊永と、思い込み...
「愛の程度」って何だろう。 あらすじだけ追えば、かなりハードでへヴィな物語なのに、なんだろう、この軽やかさは… 主人公が濃密な人間関係を避け、人との距離をかなり多目に取るタイプだからなのか、じめじめした重苦しさがなく淡々と日々が過ぎていく。 考えすぎてドライになる豊永と、思い込みと独自の判断基準で突き進む学との対比が軽やかさの源か。自分はどちらのタイプかな、と考えながら読むのもよし、極端な2人のキャラにツッコミを入れながら読むもよし。 それにしてもマナブンいいですなぁ。結婚後も定期的にくるみちゃんに振り回されて豊永とランチしてほしい。
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