交換殺人はいかが？ の商品レビュー

深木章子(著者)

2017/10/30

こんな小学生の安楽椅子探偵すごすぎだわー。
ほんわかミステリ。
「天使の手毬歌」と、タイトルの「交換殺人はいかが？」が面白かった。

2017/08/09

軽いミステリかと思って借りた初読み作家さん。過去の事件を聞いて孫が真相を推理するという流れのせいか、感情移入もできず頭に全然入ってこなかった。本格は苦手だ。眠気を我慢しながら読んでたせいもあると思うので返却する前にまた読んでみるか…。

2016/03/05

元警察官のじいじが、推理小説家になりたい孫に過去の事件を話して聞かせる、小学生安楽椅子探偵短編集。
じいじが語る事件自体はわりと込み入ってて面白いんだけど、話の構成が全話ほぼ同じで残念。それぞれ別の雑誌に掲載されてたからかもしれないけど。

2016/01/17

六作からなる本格ミステリー連作集です。そこそこ作品としては短いですが、しかしその短い中で本格のガジェットとロジックによる解決それも密度の濃くて良かったです。丁寧でいい作品集でした。

2015/12/24

元警官の君原が現役時代の事件の話をして，孫の樹来が全く別の推理を示す話が6つ．どの事件もしっくりしない点が残っており，それを樹来が的確に考察するのが素晴らしい．どれも楽しめたが，「ふたりはひとり」が面白い．双子の兄弟と姉妹がからむ話で，男子が欲しい昔の田舎の風習があり，首謀者がうまく立ち回っているのが凄い．「天使の手毬唄」も連続殺人だということが後から分かってくる興味ある展開が楽しめる．

2015/12/23

安楽椅子探偵もので、元刑事であるじいじの現役時代の話を聞いて、立ちどころに真相を見抜く探偵は、孫の樹来という設定である。なかなか面白く、読ませてもらった。

2015/09/27

以前から読みたいと思っていた深木さん初のこの本は、思った以上に読みやすくしかも昔ながらの本格をベースにした今時カンも巧みに盛り込み楽しめる一冊でした。。
じいじと利発な孫息子のやり取りで過去の殺人事件の真相を解いてゆくという形式。
シリーズ化されればいいなと勝手に思っていますが。

2015/09/14

思いのほか連作短編として楽しめた。いろんなタイプのミステリをこうやって現実の事件ぽく当てはめて読むと、無理あるのね感をあらためてヒシヒシと感じる。

2015/09/11

【収録作品】天空のらせん階段／ざしき童子は誰?／犯人は私だ!／交換殺人はいかが?／ふたりはひとり／天使の手毬唄

2015/08/27

元刑事の祖父が過去に関わった難事件を孫の推理によって隠されていた真相を解き明かす短編集。密室、ダイイング・メッセージ、交換殺人、双子、見立て殺人と、ミステリーでは定番のガジェットが用意されておりなかなか読み応えがありますが、子供を探偵役に据えることで警察の無能さが際立ちますし、事件の内容が子供に話していいレベルではないので違和感を覚えてしまいます。あまり設定が上手くいっていない印象です。
ベストは表題作の【交換殺人はいかが？】。手垢のついた題材を巧く捻っていると思います。