暮らしの言葉レシピ の商品レビュー

柳下詩織(著者)

2015/09/07

人間だから、いつも絶好調というわけにはいかない。辛い時は、まずは心を横に置いといて、口角をあげる。口角さえ上げてしまえば、暗い声を出すこと自体が難しくなってくる。明るい声で話をしていれば、不思議と気持ちの方が後からついてきてしまうもの。
日によって機嫌が変わる人は、相手に様子を伺わせ無駄なエネルギーを使わせてしまう。たった数秒で自分のイメージを損なってしまうことにもなる。仕事そのものに問題があったとしても、職場は人生の中で一番長くいるところ。一番なりたかった職業では決してなくとも、縁あって自分で決めて飛び込んだ場所であれば不平不満は禁物。毎日の言葉をいろんな角度から眺め、どう向き合っていけばいいのかをレシピとして提供。心には、いろんな形の欠片を残すことができた。