コミュ障 動物性を失った人類 の商品レビュー
活字を求めて、そして自分を知りたくて読んでみた。引きこもりの人がなぜ引きこもりという生活スタイルを選択するのか、その心理過程(思考過程かな)が、昨今の自分の体験したことに酷似していて、やはり自分はコミュ障だと実感した。 途中、データは神が与えたものとか、オタクとしてキモいと言われ...
活字を求めて、そして自分を知りたくて読んでみた。引きこもりの人がなぜ引きこもりという生活スタイルを選択するのか、その心理過程(思考過程かな)が、昨今の自分の体験したことに酷似していて、やはり自分はコミュ障だと実感した。 途中、データは神が与えたものとか、オタクとしてキモいと言われたくないならSNSで情報を発信しろ、的な文章には閉口したが、コミュ障だろうがそうじゃなかろうが、思っているほど他人の気持ちがわかったり、共感能があるわけじゃないというあとがきが全てではないかと思う。
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著者は霊長類の研究者で心理学の専門家。そのため、猿などの実験を通して動物と人間の比較からの著書が多いようです。今回は職場などの人間関係に難のあるコミュニケーションに障害のある人、いわゆる「困ったちゃん」をどう扱うか。副題に正しく理解し能力を引き出す、とあります。実際にコミュニケー...
著者は霊長類の研究者で心理学の専門家。そのため、猿などの実験を通して動物と人間の比較からの著書が多いようです。今回は職場などの人間関係に難のあるコミュニケーションに障害のある人、いわゆる「困ったちゃん」をどう扱うか。副題に正しく理解し能力を引き出す、とあります。実際にコミュニケーションの言葉が日々絶えない職場にあって頭を痛めている自分にとって、まず正しく理解しているのか、と考えていたので、この本にある実験結果を読んでなるほどと納得できました。コミュ障の人のコミュニケーションスタイルの違いが認識できたということです。最近科学者ばかりでなく世間を賑わしたあの話題の人も引き合いに出されていたりして、一連の経過も頷けるところでした。 動物性から遠ざかってしまった社会にいる現代人、しかしこの社会に適応してきた私たち人類。これからも増えていくであろう彼らをうまく活かしていく方法も提示されていましたが、実際のところ、お互いの違いを知り理解しようとするのはとっても忍耐のいることであるため、実行するのはなかなか難しいのだろうと思うところもありました
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コミュニケーション障害のことを「コミュ障」と呼ぶということを、本書のタイトルで初めて知った。私の近くにもコミュ障の人がいる、と思っていた。しかし、よく考えると自分がそうかもしれない。とにかく雑談が苦手。プロ野球観ない、車に興味ない、映画ほとんど観ない、本はそこそこ読むから本好きの...
コミュニケーション障害のことを「コミュ障」と呼ぶということを、本書のタイトルで初めて知った。私の近くにもコミュ障の人がいる、と思っていた。しかし、よく考えると自分がそうかもしれない。とにかく雑談が苦手。プロ野球観ない、車に興味ない、映画ほとんど観ない、本はそこそこ読むから本好きの人とは話ができるかと思うが、ミステリーが好きな人とか、歴史ものが好きとか、最近の若手作家とか、やっぱり話が合わない。上手に合わせられない。けっこう深刻かもしれない。いろいろと調べてみると、コミュ障の人というのはどうも進化した人間なのだとか。脳の古い部分に障害?があるそうだ。怒っている顔を見つけるのにちょっと時間がかかるのだそうだ。危険にさらされたとき早く対応できるかどうかと関係があるようだ。つまり、野生の生き物が生き残っていくのに必要な力が、コミュ障の人は弱い。だから、人間の中でも進化した方ということ。なるほど。だけど、だからどうなのかということがわからないままだった。またまた、消化不良のまま読了。
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いろいろな評価、生き方があってよいと思う。 ただ、自分自身を解ろうとする気持ちは持ち合わせていたいものだ。
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