オメガバースプロジェクト(4) の商品レビュー

アンソロジー(著者)

2020/03/17

今回も非情に楽しく読ませていただきました。
新しく始まった、たかしな先生の『蛇のセイカツ』もなかなか面白かったです。
やっぱり絵が綺麗だから見応えがありますね。
女が男に突っ込んでいたり、遊廓のような施設があったりと設定には結構吃驚させられましたが、新鮮で次が期待出来るお話でした。

ただ、今回特に印象に残ったのは、前回に引き続きyoha先生の『さよなら恋人 またきて友達』…ではなく！

そう、森世先生の『ロマンティック上等』です！

正直、予想だにしていなかった展開にただただ呆然…。
きっとショックを受けた人も多いはず…。
かく言う私もその一人で、ラストシーンを見た瞬間、巨大なハンマーで後頭部を思い切り殴られたような衝撃を受けました…。
まさか駅人に項を噛まれてしまうなんて…！！そんな展開あります…！？
番は原則として解消出来ないみたいだし、番意外の人間とセックスすると目眩、頭痛、吐き気に襲われるならこの先どう考えてもハッピーエンドになんてならないじゃん…と、とにかく絶望しかない。
これじゃあ次継が可哀想だし、ハッピーエンド厨には相当辛い展開です…。
仕方無い部分もあるとは言え…どうしても計が許せない…！
いや、駅人は計以上にもっと許せないけど！(笑)

とにかく今回は森世先生のお話があまりにも衝撃的だったせいで、読み終わった後も重い溜め息しか出ません…。はぁ…どうしてこうなった…。
何だか次の巻を読むのが楽しみな反面、少ししんどくなってきたなぁ…。