国家がよみがえるとき の商品レビュー
感想 福祉は自分事。日本内部を見ていては国内の福祉について議論することは難しい。福祉は平等を目指すか公正を目指すべきか。これからの課題が見える。
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※このレビューにはネタバレを含みます
自殺者数が調査できるということは、自由な民主主義国家だからこそ。フィンランドの教育の成果は、平均値が高く、底上げの意味が強く、高得点者の割合は日本を含む他国の方が高い。男女平等により、力仕事や学生時代に真面目に学習する男女の違いが顕著になり、若い男性による保守と若い女性によるリベラルという傾向が見られる。
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ファンタジーなだけではない フィンランドを知るにはよい一冊 (2015年発行なので現状は また変わっているかもしれないが) 当たり前だけど光があれば影もあるんだなと思う。 しかしスウェーデンに統治され、 ロシアに統治され、晴れて独立国となって まだたったの100年 急激な...
ファンタジーなだけではない フィンランドを知るにはよい一冊 (2015年発行なので現状は また変わっているかもしれないが) 当たり前だけど光があれば影もあるんだなと思う。 しかしスウェーデンに統治され、 ロシアに統治され、晴れて独立国となって まだたったの100年 急激な近代化(農業社会から情報化社会へ)も たかだか60年そこらの出来事なんだよなあ。 福祉の詳細については描かれていなかったが、 昔から教育を主軸にしてきたことはわかるし とても羨ましく思った。 「余裕」と創造性の関係、あるよなあ。
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"フィンランドはもう福祉国家じゃないよ" 文中に出てきたフィンランド人の言葉。そもそも「北欧」と強引に一括りにされたもののイメージをすべての国にほぼ同一に当てはめて考えていたけれど、もちそんそれぞれの国に別の歴史文化価値観があって。フィンランドという国であって...
"フィンランドはもう福祉国家じゃないよ" 文中に出てきたフィンランド人の言葉。そもそも「北欧」と強引に一括りにされたもののイメージをすべての国にほぼ同一に当てはめて考えていたけれど、もちそんそれぞれの国に別の歴史文化価値観があって。フィンランドという国であっても、外から見えるものと、数値と、Aさんのいうことと、Bさんの言うこと、それぞれ全く違っていて。隣の芝生は青く、数値と実態は必ずしも一致しないことを念頭において色んな世界を見て考えないといけないなと思わせてくれる本だった。
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3年前の本であり現状はまた変わっているかもしれないし、答えは特に明示されていないので感想が難しい。 北欧と一括りにしがちなデンマーク、ノルウェーとフィンランドは違うらしいというのは伝わった。
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フィンランドの国の文化や国民性などの概要と 福祉国家でほのぼのしているという思い込みはとれた。 教育制度を支えている教員の大変さや起業して新しい産業をつくっていることがわかった。
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スウェーデン、ロシアに統治された時代、敗戦からも這い上がったフィンランド。資源がなく、隣に大国の脅威があること、排他的で自助を促す社会など、精神面でも日本と近いところがある。教育や男女平等など(日本人には隣の芝が青く見える部分も)多分に問題点をはらんでいるが、フィンランド人はそれ...
スウェーデン、ロシアに統治された時代、敗戦からも這い上がったフィンランド。資源がなく、隣に大国の脅威があること、排他的で自助を促す社会など、精神面でも日本と近いところがある。教育や男女平等など(日本人には隣の芝が青く見える部分も)多分に問題点をはらんでいるが、フィンランド人はそれらを解決しようとする。それは歴史から育まれた忍耐と不屈の精神かもしれないが、時代や情勢の変化に合わせることは、国家としてのアイデンティティを否定するものではない。「変わり続ける勇気を持つ限り、国は終わらない。」
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「ワカモノ」の次は北欧フィンランドか、と古市さんの目のつけどころに感心させられます。 もともとノルウェーに留学していたこともあり、フィンランドとも近いですが、石油資源を持つ国と持たざるために何度も「国が終わった」状態になったフィンランドならではの強さの源が何かに迫ろうとしている本...
「ワカモノ」の次は北欧フィンランドか、と古市さんの目のつけどころに感心させられます。 もともとノルウェーに留学していたこともあり、フィンランドとも近いですが、石油資源を持つ国と持たざるために何度も「国が終わった」状態になったフィンランドならではの強さの源が何かに迫ろうとしている本です。 単に教育が,福祉が進んでいる、というだけで思考停止しないために役に立ちます。
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良きイメージのあるフィンランドも、本当はすごく課題を抱えているんだよ。という小論文がいくつも掲載され、それについて古市氏がまとめを書いている。 生活、教育、起業、ダイバーシティなど日本が見習うべきことがたくさんある。しかし、良い面ばかりでなく、悪い面からも学ぶことがある。それはフ...
良きイメージのあるフィンランドも、本当はすごく課題を抱えているんだよ。という小論文がいくつも掲載され、それについて古市氏がまとめを書いている。 生活、教育、起業、ダイバーシティなど日本が見習うべきことがたくさんある。しかし、良い面ばかりでなく、悪い面からも学ぶことがある。それはフィンランドの過去の歴史を紐解くに、敗北からの復活を何度も遂げてきた国であるということ。 日本も今ぶつかっている壁の見方を少し変え、必ずや復活できる!ということが書いてある。 日本として、何をどう見習うべきなのかは読者に委ねられている感じだ。トゥーッカの話があまり出てこず、日本とフィンランドを見比べた意見が見えないのが残念。
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教育 起業大国フィンランド その実情をフィンランドの論客達の論文を元に 編集してある。 副題の『持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由』は明確には提示されてはいない。 だが 今の日本が抱えてる解決策の一端は見えた気がする。 フィンランドが行ってきたのは みんなか...
教育 起業大国フィンランド その実情をフィンランドの論客達の論文を元に 編集してある。 副題の『持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由』は明確には提示されてはいない。 だが 今の日本が抱えてる解決策の一端は見えた気がする。 フィンランドが行ってきたのは みんなから評価された私になることではなく、 今の私に出来ることをやる。 スウェーデンやロシアに支配されていた歴史からアメリカやロシアのような大国のルールを適応する事は出来ない。敗者?としての身の丈の戦い方、身の振る舞いを身につけていく事が生き延びる術であった。 フィンランドというケースを用いて 海外のいいところ取りばかりをするのではなくて 日本人の為の日本人にしか思いつけない処世術を身につけなければならないと切実に願う。
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