仙道房中術の悟り の商品レビュー
最初の方こそ、官能小説風の記述が続くが、全体的には仙術の本。 描かれる女性が、あまりにも男性にとって都合がよすぎるのではないかとは思う(きれいで気立てもよく、アレの相性もバッチリで仙術にも比較的通じており、しかも代々の仙術的家宝も持ち合わせている)(笑)が、仙術を分かりやすく...
最初の方こそ、官能小説風の記述が続くが、全体的には仙術の本。 描かれる女性が、あまりにも男性にとって都合がよすぎるのではないかとは思う(きれいで気立てもよく、アレの相性もバッチリで仙術にも比較的通じており、しかも代々の仙術的家宝も持ち合わせている)(笑)が、仙術を分かりやすく説明するにはいいと思う。「西遊記」や「封神演義」が生まれた素地もなんとなくわかる。 古代中国の結婚観にも触れている。 P198 学業や仕事、趣味や社交など、精力を消耗する捌け口の少ない古代社会では、男女を問わず、人間本能としての情欲には、非常に敏感だった。(略) それで家庭や社会は、火災の発生を防止するために、男女の接触を道徳と監視で極端に制限するので、異性に対する好奇心はますます強くなって、極度の抑圧状態により生じた飢渇情念は、女の異性に対する融合性を非常によくすることになる。 そのうえ、非常に早婚で、たとえば唐代では女性の初婚年齢は、早くて13歳、遅くても二十歳以前であった。この店でも、結婚生活における女性の融合性をよくしている。 (夫という異性しか知らないため、閨房を通じて夫婦の主従関係が築かれ、夫のために命を賭する女性が少なくなかった。儒教がどれほど孝や忠を説いたところでこれには勝らない。教育は閨房に勝てない)。
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