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読んでいない絵本 の商品レビュー

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2023/12/08

テレビ脚本家で有名だった著者の短編7つ 小説、ショートショート、舞台戯曲、テレビ脚本と見事に書き分けているが、 どれもが面白く、瞬く間に読み終えてしまった。 物語が目に浮かぶような描写は、舞台やテレビ用ならなおさら読み手の想像力を活かした面白さを味わせてくれる。

Posted byブクログ

2015/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『少し早めのランチへ 』 山田太一らしい。 何だろう、この感覚。癖になる。 『黄金色の夕暮』 このテンポ好きだなぁ。 どんどん山田太一ワールドに引き込まれていった。 最後の『読んでいない絵本』の怖さといったら・・・。 --- 〈東京には得体のしれない悪がひそんでいる〉--一九五〇年代と現在の東京を往還し幻想的な物語が展開する「あの街は消えた」と「読んでいない絵本」、老人の白昼夢のような時間を描いた「少し早めのランチへ」--傑作短篇小説三篇に加えて、ビジネスマンの一日に流れ込む一瞬の幸福と死を切り取った二篇のショートショート。さらには、好評を博した俳優座の名舞台、家族の再生を描いた傑作戯曲「黄金色の夕暮」。大きな反響を呼んで、芸術祭優秀賞と菊島隆三賞を受賞したテレビドラマ「本当と嘘とテキーラ」。 多彩な作品を一冊にまとめた魅惑の山田太一ワールド。

Posted byブクログ