回想のぬいぐるみ警部 の商品レビュー
警部の頭の中は相変わらずぬいぐるみのことでいっぱいですが、普通に端正なキャリア警部ですね。題名通り過去の事件を回想して真相にたどり着きますが、強烈なインパクトがあるわけではないのにどれも後味が苦かったりここで?って感じだったりむしろ西澤作品らしいと言えそうな読後感に浸かりました。...
警部の頭の中は相変わらずぬいぐるみのことでいっぱいですが、普通に端正なキャリア警部ですね。題名通り過去の事件を回想して真相にたどり着きますが、強烈なインパクトがあるわけではないのにどれも後味が苦かったりここで?って感じだったりむしろ西澤作品らしいと言えそうな読後感に浸かりました。前作でインパクトのある女子高生だった美月がたった2話しかでてこないのに今回も強烈な印象を残します。警部が大人しく感じ、むしろ彼女と則竹佐智枝刑事との掛け合いが印象的なのでそれはそれでシリーズの冠を変えるのもありなのかもしれません。
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俳優と見紛うほどのイケメン警部の音無,密やかな趣味はぬいぐるみの蒐集であった。彼を敬愛する部下の女性刑事則武(これまたクールビューティー)はまだその一面は知らない。巨大なパンダのぬいぐるみの配送を依頼していた女性が殺される事件(「パンダ、拒んだ。」),43年前に義父が息子を殺した...
俳優と見紛うほどのイケメン警部の音無,密やかな趣味はぬいぐるみの蒐集であった。彼を敬愛する部下の女性刑事則武(これまたクールビューティー)はまだその一面は知らない。巨大なパンダのぬいぐるみの配送を依頼していた女性が殺される事件(「パンダ、拒んだ。」),43年前に義父が息子を殺した事件(「あの日、嵐でなければ」)などからなる連作短篇集。各話とも最後に真相が明らかになる様は,雲が一気に晴れるようで気味がいい。どの話も家族関係の毒を含んでいる。前作にも登場していた女子高校生階堂美月(作者曰く「思うように動いてくれない制御不能のキャラ」)が輪をかけて暴れ始める。
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なぁんにも考えずに さくっと読める本でした ちょっと読み疲れがあったから 助走つけるのに ちょうどいい
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女子高生が好きになれなくてレギュラー入りされたら嫌だな…刑事さん含めて、女性のキャラが相変わらず非現実的。 登場人物が流れるように思考する言葉を流れるように読んで、どんな酷い結末でも、誰にも感情移入してないので単純に面白く読める。よくこんな事思いつくな、と。 どの話もどの本も、同...
女子高生が好きになれなくてレギュラー入りされたら嫌だな…刑事さん含めて、女性のキャラが相変わらず非現実的。 登場人物が流れるように思考する言葉を流れるように読んで、どんな酷い結末でも、誰にも感情移入してないので単純に面白く読める。よくこんな事思いつくな、と。 どの話もどの本も、同じ読み心地で安心。このぐるんぐるん振り回される感覚が好き。続けて読むと飽きるので、たまに読むのがいいな。
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クマっぷハウスに行ってみたくなるぬいぐるみマニアの世界と事件のえげつなさのギャップがすごい。 佐智枝の恋は成就しないのでは…前途多難。
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シリーズ第二弾のミステリ短編集。だけどぬいぐるみ警部の活躍よりもむしろ、あの人の存在がやたらと大きいぞ? と思いながら読んでいたのですが。あとがきを読んで納得しました。そういうことだったのか(笑)。 お気に入りは「あの日、嵐でなければ」。辛辣でやりきれない真相ではあるのだけれど、...
シリーズ第二弾のミステリ短編集。だけどぬいぐるみ警部の活躍よりもむしろ、あの人の存在がやたらと大きいぞ? と思いながら読んでいたのですが。あとがきを読んで納得しました。そういうことだったのか(笑)。 お気に入りは「あの日、嵐でなければ」。辛辣でやりきれない真相ではあるのだけれど、やっぱりこういうのが好きかなあ。 「自棄との遭遇」もいいなあ。一見シンプルなのだけれど、こういう発想はまさしくぶっとんでる。予想もつきませんでした。
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うまいなあ西澤保彦は。 それを感じさせる五作の短編集です。 そして、うまさと痛さを上手くミステリーに昇華してさらっとやってる。 さらっとしてますが、長編でやるとギトギトになりそうだから、このくらいがちょうどいいのかな。 あと、一番女子高生がキャラ立ってる気がする。
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則竹女史の友人が遭遇した事件の真相、江角刑事が若き日に出会ったとある事件関係者の真実など、ぬいぐるみ警部をはじめ個性的な部下たちが活躍する全五編。ますます冴える推理と美貌で周囲を驚かせる音無警部だが、少しずつぬいぐるみの偏愛ぶりが知られはじめて……。 ぬいぐるみ警部リターン。相...
則竹女史の友人が遭遇した事件の真相、江角刑事が若き日に出会ったとある事件関係者の真実など、ぬいぐるみ警部をはじめ個性的な部下たちが活躍する全五編。ますます冴える推理と美貌で周囲を驚かせる音無警部だが、少しずつぬいぐるみの偏愛ぶりが知られはじめて……。 ぬいぐるみ警部リターン。相変わらずすっとんきょうなトリックと名前。ラスト二編は後味悪くていいね。
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今回やけに則竹刑事がメインで、はて…?と思っていたけど、あとがきを読んで理解した。そうか、則竹刑事の恋はそんなにメイン扱いだったのか。 個人的にはどっちかというと、音無警部がその趣味をどこまでも貫いてくれる方が嬉しいので、則竹刑事の恋愛推しの方向性でいくのであればちょっとこの先は...
今回やけに則竹刑事がメインで、はて…?と思っていたけど、あとがきを読んで理解した。そうか、則竹刑事の恋はそんなにメイン扱いだったのか。 個人的にはどっちかというと、音無警部がその趣味をどこまでも貫いてくれる方が嬉しいので、則竹刑事の恋愛推しの方向性でいくのであればちょっとこの先は微妙になっちゃうかもしれないなあ…。
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論理本格推理の御曹子である西澤のユーモア刑事編。連作短編集。 キャラクターが文句の付けようが無い。筋立てもしっかりしているので、読んで楽しむだけで良い。 謎解きは極めてロジックがしっかりしていることでもあり、サクサクと味わうべし!
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