こども漢方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は熟練の小児科医、草鹿砥宗隆(くさかど・むねたか)氏です。 本書は小児疾患に関する漢方処方を、症例を交えながら説明したものです。 著者の草鹿砥氏は平成6年に山梨医大を卒業し、小児科医としてキャリアを重ねてきました。 平成19年から「小菅医院」で小児科外来を担当し、今に至ります。 漢方との出会いはこの医院で、漢方医学が盛んだったことからなし崩し的に実践することになりました。 実際の効果も目の当たりにして、積極的に学んで本書の出版に至りました。 内容は次のような疾患ごとに分けられ、概要、扱う方剤、臨床例などがまとめられていました。 急性感染症 便秘 下痢 食欲不振 慢性炎症 呼吸器疾患 皮膚疾患 夜泣き 冷え性 心の病 他にコラムとして、マッサージや食養生のための薬膳レシピも紹介されていました。 本書はこのように小児疾患を入り口に漢方の概念を自然に学べるように編集されていました。 子を持つ親御さんはもちろん、専門家が読んでも参考になる良本だと思いました。
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