烏は主を選ばない の商品レビュー

阿部智里(著者)

2015/08/21

１作目と同時並行の時間軸で進む２作目。
女の戦いだった１作目と違って、
冷酷な策略や惨劇が渦巻く宮中を描いていくので
同シリーズとはいえ魅力の違いがいい。

アウトローな皇子と恍けたフリをしている近習の２人の
やりとりがおもしろい。
１作目でミステリー要素を感じとった読者にとっては
こちらの種明かしは予想しやすいかもしれない。
シリーズとしても巧妙で、
徐々に顕になっていく背景や味方、敵対する者、
その奥にまだ何かあるのでは…と思わせるあたりもいい。

皇子自身がいまいち活躍しないので、今後に期待。

2015/08/13

一気に読んでしまいました。途中でどこがどう繋がってるの！？誰が味方で敵なの？誰を信じたら良いの？という気持ちになって混乱しました。主人公の、雪哉も魅力的な人物で最後に下した決断は男前で惚れました。他にも個性豊かなキャラクターが出てきて、シリーズにはまりました。次巻の文庫化はまだかしら？

2015/08/13

シリーズ一作目『烏に単は似合わない』を読了後、即購入。

『単』と時間軸はほぼ並行。視点は若宮の近習、雪哉。まさか、こんな風に繋がってたなんてな。このシリーズはまだまだ先がありそうだ。
てか、ファンタジィなのに政略サスペンス物とか、読んでてつくづく凄いなと思う。この作家さんには今後も期待。

2015/08/12

シリーズ化されればいいのにと願っていた本の第二弾、男性視点版。
もう一度烏に単は似合わないを読まなくてわ。
そして時系列を照らし合わさなくてわ。
解説がまたすごくよくてエア感想会してしまった。

2015/08/08

すまん。おもしろすぎる
若宮様、あなたすっごく格好いいじゃないの。
うつけ などと言われながらその性格は真逆。
用意周到に周り見方に引き込む頭脳に若宮様の一挙手一投足にどんどん引き込まれていきました。

なんで桜花宮に来ないのかな、姫さんに顔だせよ！と最初は思いましたか そりゃこれないって。急がしかったんですね。
かちんとくるけど雪哉と澄尾のトリオはおもしろかったです。若宮様、惚れてまうやろ！

2015/08/06

前作とセットで購入。前作読了と同時に読みました。面白い、止まらない。単で不思議に思ったことが、これを読んで納得！前回イヤなヤツと思った若宮、誤解してましたすみません！しかし、やられた。疑って読んだつもりなのに、兄上が味方だったことに気づけなかった。

雪哉、好きだなあ。最後がちょっと残念。でも、このままじゃないね、きっと。続きが楽しみ！図書館に行こう！

2015/08/04

単の方ではまったので、あっちが面白かったかなぁ。
雪哉も好きですが。
覚えていたら続きを読もう。

2015/08/02

一作目の反対側…というか、そうですか、一つのお話を二分割されてたんですね。そりゃ1作目で若様は桜花宮には行けないね。優しすぎますわ。

人が揃ったというところで、三作目が楽しみです。ハードカバー…買う…か…いやいや、文庫化を待とう。うん。

2015/07/29

今回も面白かったです。相変わらず、読んでて不快な人物はやっぱり、最後に出てきますが、その気持ち悪さも含めて、癖になる作家さんですね。以降も文庫になる時、読もうと思います。楽しみだなー。
今度の主人公は、あの、前作で、木から転げ落ちて後宮に踏み入ったり、お上の車で後宮に乗り付けたりした、従者の彼です。
まさか、こんな次第だったとは。あの時の時系列を若宮側から語るようになってるんですね。
もともと、若宮側と姫君側と、交互に書いて1冊にする予定だったそうです。
だから、プロローグとエピローグが突然若宮目線だったのですね。あとあと、あれは唐突だよなーと思ったのですが、そういう次第だったのです。
でも、気持ち悪いサイコパスは、今回も大活躍でしたが、実際、こういう人居そうですよね。自分で、おかしいって気づけてない人。怖いわー。

2015/07/22

やっぱり面白かった！
なんとなく長束と若宮は仲間だろうなぁと思ってたけど何度か違うのか⁈と疑わずにはいられず。
いろいろ騙されました。
これ八咫烏シリーズっていうのね。次回も見逃せないー！早く文庫化ー！