暗転 の商品レビュー
本の真ん中くらいから、「この真相を突き止めねば」という話がずっとうろうろしているのに、最後の最後までなかなかとっかかりもなく、そして急にあっさり逆転という感じ。それと、その真相というのは「公表されている理由は偽りだ」ということを明らかにすることであり、じゃあ事故が起きた本当の理由...
本の真ん中くらいから、「この真相を突き止めねば」という話がずっとうろうろしているのに、最後の最後までなかなかとっかかりもなく、そして急にあっさり逆転という感じ。それと、その真相というのは「公表されている理由は偽りだ」ということを明らかにすることであり、じゃあ事故が起きた本当の理由は?というと最初から言われていたことが理由って・・・。その理由の本当の背景が求められていたはずなのに、そこについては偽りを暴くときにさらっとふれられただけで。話の展開としては面白かったけど、溜めた伏線のわりに”暗転”はころっと(^^; 堂場さんの作品は物語のネタとか展開とかけっこうおもしろいのに、ときどきツメが甘い(^^;
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主人公が電車横転の事故に遭うところから物語は始まり緊迫した雰囲気。話に入り込む。章により、記者、婚約者を亡くした男、警官、事故を起こした鉄道会社の社員と、目線が代わり物語は進む。 婚約者が死んでしまった男性の章では、悲しさ、もどかしさ、無力さが胸を打つ。 が、最後は駆け足と言う...
主人公が電車横転の事故に遭うところから物語は始まり緊迫した雰囲気。話に入り込む。章により、記者、婚約者を亡くした男、警官、事故を起こした鉄道会社の社員と、目線が代わり物語は進む。 婚約者が死んでしまった男性の章では、悲しさ、もどかしさ、無力さが胸を打つ。 が、最後は駆け足と言うか、もっと深堀すれば重みのある話にできたのにと、著者のうっちゃり感は残念。本書者の中では好きな方な作品だが、こちらもしっくりこない感。
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実際にあった列車事故をテーマにその被害者、警察、マスコミなどかかわった人たちのそれぞれの様子を描いているのですが、前半は登場人物の身勝手さにいい気持ちがしないで読んだ。それでも展開が気になり読み進んだ。しかし本来ストーリーの核心部分であるはずの仕掛けが拍子抜け。よむづらい文章を頑...
実際にあった列車事故をテーマにその被害者、警察、マスコミなどかかわった人たちのそれぞれの様子を描いているのですが、前半は登場人物の身勝手さにいい気持ちがしないで読んだ。それでも展開が気になり読み進んだ。しかし本来ストーリーの核心部分であるはずの仕掛けが拍子抜け。よむづらい文章を頑張って最後まで読んだのに,がっかりでした
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満員電車の横転脱線事故。多数の死傷者が出る。巻き込まれた雑誌編集者辰巳は、膝の怪我と心のダメージを負いながら、事故原因追求へ。老刑事、看護婦、婚約者を失くした男、鉄道会社広報社員が絡み合い、やがて真相が。題名通り、日常が突然事故で暗転。話も暗転したような。
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主人公が誰か特定されるわけでもなく、ジャーナリスト、定年間近の警察官、時刻を起こした企業の広報担当者、自己で婚約者をなくした男、それぞれがつながりながら話が進んでいく。 堂場さんの刑事物はほぼすべて読んだけれど、いままでの作品の中にあった、記者が主人公の物語、刑事が主人公の物語...
主人公が誰か特定されるわけでもなく、ジャーナリスト、定年間近の警察官、時刻を起こした企業の広報担当者、自己で婚約者をなくした男、それぞれがつながりながら話が進んでいく。 堂場さんの刑事物はほぼすべて読んだけれど、いままでの作品の中にあった、記者が主人公の物語、刑事が主人公の物語がドッキングしたようだった。 今回も人間味のある話でよかった。
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