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ロンドンの劇場文化 の商品レビュー

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2016/07/01

NTLiveも日本の映画館で(一部作品ですが)上映されたりと、日本にいながらにしてイギリス演劇とふれ合える機会が増えているここ数年。トニー賞などアメリカで表彰されている受賞作品をみてもイギリス演劇のノミネートが多く、映画作品にも英国人俳優の活躍が目立ち、イギリスエンタメ界が元気な...

NTLiveも日本の映画館で(一部作品ですが)上映されたりと、日本にいながらにしてイギリス演劇とふれ合える機会が増えているここ数年。トニー賞などアメリカで表彰されている受賞作品をみてもイギリス演劇のノミネートが多く、映画作品にも英国人俳優の活躍が目立ち、イギリスエンタメ界が元気なことがよく分かります。 私は演劇、ミュージカルの観劇では、現地ロンドンの劇場に足を運び何度も楽しんで来ていますが、この本ではそんな劇場そのものに視点を置いて、そこをベースに、関連する歴史(役者、経営者、演出家等々)、特に20世紀初頭の演劇文化史についてまとめられています。ただの研究論文ではなく、読み物としても興味が持てるような書き方になっており、小ネタも満載で読んでてとても面白かった。(BBCやヒストリーチャンネルで作っていそうなドキュメンタリー的な面白さです)実際、観劇したあの建物にはこんな歴史が、逸話が…!と、ウキウキでした。イギリス演劇に興味のある方はオススメです。

Posted byブクログ