食は現代医療を超えた の商品レビュー

真柄俊一(著者)

2020/01/18

●購読の動機
真柄俊一氏の「遺伝子群の働きを正常化すれば、がんは治せる」で紹介されていて是非読みたいと思った。

●参考情報が豊富
＊フォークスオーバーナイブズ（DVD)
＊フォークスオーバーナイブズに学ぶ超医食革命
＊動物食の弊害を暴いた第２のマクバガンレポート
＊欧米型の栄養摂取から病気が生まれる
＊プラントベースのホールフード（未精製、未加工、自然丸ごとの植物食品）以外で、病気は治せない
＊キャンベル博士（栄養学のアインシュタイン）
＊エセルスティン博士（有能な外科医）だったが、いくら多くの人を手術しても患者を減らすことができないことに気付いて、食と病気との関係を調べた。キャンベル博士と同じ結論に達し、二人は同志として活動している。
＊エセルスティン博士は心臓病を外科手術ではなく、植物中心の食事によって治療し、効果を上げている。血管のプラークをなくすことが鍵になる。まさに「フードオーバーナイブズ」である。
＊1958年に日本人の前立腺癌による死者は１８人。アメリカは１万４千人。人口比を考慮すると日本はアメリカの４００倍の少なさだった。その理由は当時の日本の食生活は米を中心とした菜食だった。さらに前立腺癌に限らず、癌による死亡者は今よりもはるかに少なかった。
＊高度成長期を経て食事が欧米型になるにつれてがんが増えてきた。

●副タイトル「食事を変えれば、がんも心臓病も治せる」の通りだと痛感した

2021/08/19

　私は食に関しては、次の３つを基本としていますｗ。①欲しいと思ったものを食べる　②バランスよく（Ex：まごわやさしい）食べる　③食べ過ぎない。真柄俊一さん、初読みです。「食は現代医療を超えた」、２０１５．６発行。この本の要旨は、動物性食品が重大疾患の原因、欧米型の栄養摂取から病気が生まれる。食生活を動物性食品から未精製、未加工、自然まるごとの植物性食品に変えるようにとの提言です。ちょっと参考にいたします。骨をもろくし病気の原因となる牛乳・乳製品とありますが、私は体質上牛乳は殆ど飲んでいないです。
「医食同源」という言葉の本質、70過ぎて少し理解できるようになりました。毎日食べる食事が血や肉を作っていること。その食事の内容によって私たちの健康は大きく左右されること。今は、私は、和食を基本に、旬な食材、新鮮な食材、近場の食材の摂取を心掛けています。また、できるだけ加工食品（食品添加物）を避けています。そして中国産や朝鮮半島産は安くても敬遠しています。　なお、この本の趣旨は、動物性食品の害を説いたものです。

2016/10/31

「葬られた「第二のマクガバン報告」」2005年刊
映画「フォークス・オーバー・ナイフズ」
「フォークス・オーバー・ナイフズに学ぶ超医食革命」

プラントベースのホールフード（未精製、未加工、自然丸ごとの植物性食品）に切り替える。

過剰なタンパク質ががん細胞を増殖させる。総摂取カロリーの10％以上。牛乳のタンパク質カゼインのほうが植物性タンパク質グルテンよりガン細胞を増殖させる。

中国の大規模捜査＝穀物、野菜、果物を多く摂取する菜食中心、微量の動物性食品、これを食べている地域はがん、脳卒中、冠動脈疾患が少ない。

3週間の食事の変更で変わる。

未加工のものと加工食品では、胃のカロリーセンサーに違いがでる。加工食品には同じカロリーを食べても反応せず、食べすぎてしまう。
精製加工食品は麻薬と同様。快楽中枢を刺激する。
快楽中枢の罠。

牛乳は、がん細胞の増殖リスクが高まる。

自分の意志で始めなければ食餌療法は続かない。

「第2消防署の奇跡」

菜食のアスリート。

ゲルソン療法

エピジュネティクス

ブロッコリーが乳がんのがん幹細胞を殺す。
砂糖はガンの増大や転移を引き起こす。
ガンは代謝性疾患である。

ガンは大きなビジネスである。ガンで暮らしている人のほうがガンで死亡する人より多い。

植物性食品が良い、ではなく「未精製の」植物性食品がよい。白米ではなく玄米。

2016/06/08

プラントベース・ホールフード。

簡単に言えば野菜中心にして精製された食品は食べないということ。

なるほどと思える所もあるが肉や油、乳製品は一切食べない方が良いというのはちょっと極端な感じもした。

それでも食の研究が多角的に進んでいくことは良いことだと思います。