賢く決めるリスク思考 の商品レビュー

ゲルト・ギーゲレンツァー(著者),田沢恭子(訳者)

2022/05/26

同じ情報でもどう読み取るかで全く違う受け止め方をしてしまうということがよくわかった。正しい情報の捉え方を身に付けて、自分でちゃんと考えて選択できるようになりたい。たくさんメモを取ったので参考にさせていただきます。

2022/05/23

単にリスクについてのビジネス書だと思っていたら全く異なっていた。リスクを％で考えていて、それが間違いであることを示している。多くが医学のことである。乳がんと喫煙の関連で、喫煙者の方が乳がんで死亡する人より少ない。これは喫煙者が先に死んでしまうことである。という説明である。がん検診、前立腺検診、ほか、いろいろの医学の話があるので、健康本としても役立つ。

2018/10/21

2016/06/03

4.5

後ろに用語集がついてて便利

後半の医療からリスク教育にかけて勉強になった

2015/12/13

リードタイムバイアス、過剰診断バイアス、過剰な医療で、無駄なカネを費やしている！マンモグラフィーも無駄が多い。全体としてはそういう結論でも、自分だけは早期にガンを見つけて治したいなー。

2015/07/31

意思決定論の大家がわかりやすく述べる、どういう状況でどう決めるか？
まずどういう状況は、確実・確率・不確実であり、特に普通世の中の事象を予想するときは事前に確率分布を決定できないことが多く不確実であり、その場合は経験則が役に立つ。
どう決めるかは、確率分布がわかっていれば数式でいい。
だが、カーネマンがFast and Slowで指摘するような分類とは違って、確率分布がわかっている場合はヒューリスティックスはバイアスであり、エラーを起こしがちであるが、わからない場合はシンプルなファクターに頼るヒューリスティックスは使えるツールであるということを認識すべきであるとしている。実際経験値の高い飛行機のパイロット、経営者などが危機的状況ではマニュアルやコンサルに頼るのではなく、自分の直感に基づいた判断を限られた時間内に下す。