ビッグデータ活用の常識は今すぐ捨てなさい の商品レビュー
「関係性技術」と命名していますが、要は行動データをグラフ構造に落として、距離・ホップ数・次数といった指標から、人と人、人とモノの関係性を分析していくもの。ざっくり纏めると、「もうデモグラ情報によるSTPマーケは古いよね、もっと個に寄り添ったマーケの時代だよね。この技術はアソシや協...
「関係性技術」と命名していますが、要は行動データをグラフ構造に落として、距離・ホップ数・次数といった指標から、人と人、人とモノの関係性を分析していくもの。ざっくり纏めると、「もうデモグラ情報によるSTPマーケは古いよね、もっと個に寄り添ったマーケの時代だよね。この技術はアソシや協調フィルタリングよりも、もっと簡単にパーソナライズできるよ。」という話。グラフを活用したレコメンドの良い例だと思う。ただ、数学的な話が皆無なので、提唱者である新熊准教授の論文でも読んでみたい。この方は通信NW屋さんですね。
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タイトルからしてアンチビッグデータ本かと思ったけど、どちらかというと、データの活用の仕方が間違っているという話と、関係性技術というものを使えばうまくニーズ予測できるという内容だった。この関係性技術はいわゆるグラフ理論の応用だと思うのだけど、こんなのではたしてうまくいくのだろうか。...
タイトルからしてアンチビッグデータ本かと思ったけど、どちらかというと、データの活用の仕方が間違っているという話と、関係性技術というものを使えばうまくニーズ予測できるという内容だった。この関係性技術はいわゆるグラフ理論の応用だと思うのだけど、こんなのではたしてうまくいくのだろうか。人の直感とは異なる結果がでたと書いてあるけど、それって間違っている可能性もあるということじゃ……。後、この関係性技術は、あまりデータがなくても精度の高い分析がだせるよう。R等のプログラミングのライブラリとして提供されないだろうか。 データマイニングの話でよく聞く、『紙おむつとビール』の話は実際には何のマーケティングの活用にも活かされなかったらしい。てっきりこの話事態が作り話だと思っていたのだけど、紙おむつとビールが一緒に売れるという現象は確かにあったらしい。担当者は偶然だろうと思ったそうだけど(実際、そうだったかは分からない)。 それにしても、第5章の未来のストーリーが悲しい。友だちの結婚式のプレゼントを決めるのに、SNSについている『最適のプレゼント』機能を利用するというもの。そこは、考えてあげてほしかったな……。
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