禁断の魔術 の商品レビュー
熱い!!湯川!!! それよりも?古柴の父の生き方がかっこよかった。 なにはともあれ、長編のガリレオは面白いっ! けど、容疑者Xには、かなわない。
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ガリレオシリーズ。最近の作品は、ガリレオ先生の科学的分析よりも情緒的に解決することが多い。今回もそんな感じ。でもちゃんと久しぶりにでっかい科学装置が出てきたから、それがガリレオらしくてよかった~
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文庫で出るのは有難いですね。 やはり読みやすく、面白いので、 一気に読んでしまいました。 完全に福山のイメージが染みついてしまってますね。
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ん? 文庫オリジナルか? と思いきや、本作は、単行本『禁断の魔術 ガリレオ8』に収録されていた「猛射(う)つ」を大幅改稿し、長編にアレンジしたものである。帯には「シリーズ最高のガリレオ」の文字。そこまで大きく出て大丈夫か…。 細かい部分は忘れているものの、作中で扱われたある技術のインパクトは、忘れるはずがない。元々150p程度の中編だったものを膨らませたわけだが、トリックは最初からわかっている中、果てさて印象は変わるのか。 オリジナル版を未読の読者なら、それなりに楽しめるかもしれないが、結論から言うと、やはり希釈しただけという感が拭えず、この企画自体を疑問視せざるを得ない。少なくとも、『容疑者Xの献身』を上回るとは到底思えない。 敢えて注目点を挙げるなら、湯川の心理描写に重点を置いていることだろうか。かつて実験指導した高校生が、帝都大に入学したことを喜ぶ湯川。しかし、彼はわずか1ヵ月で退学してしまう。かなり早い段階で、湯川にはわかっていたはずだ。 科学者としての倫理感が強い湯川は、短期間とはいえ教え子だった彼の行動に、責任を感じていた。構図だけなら『容疑者Xの献身』に近いかもしれない。盟友にして優れた数学者・石神の愚行を嘆く湯川。あの事件の苦い記憶も背景にあるのだろう。 この技術を、使い物にならないと指摘している湯川。しかし、一方で、彼なら使いこなすかもしれないと危惧していたのではないか。どうか思い留まってくれ…。現在では、米軍が大真面目に開発を進めていることが明らかになっている。 さて、元の単行本に収録されていた他の3編は、どうするのだろう。元の単行本のまま文庫化した方がよかったというのが、正直なところである。好きなシリーズだけに、安易な企画には慎重になってほしいのだけど…。
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一気に読み終えました。いろいろと疑問がある内容でしたが、ガリレオシリーズの中では面白い方かと思います。
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ガリレオの卒業した高校の後輩が殺人の容疑者になる。 最後まで見捨てない姿は感動的なのか。なあえ確信しているのか、描かれる量が不足している。 筆力があるので読めてしまったが、感動は残らなかった。 残念。
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文庫化再読。代議士がクズすぎて、今回ばかりは犯人側に感情移入。天国の父親も娘の敵なら古芝くん側についたかもしれないよね。最後の湯川・古芝対面が熱い。表紙がダサい。
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科学を制する者は世界を制す。 科学は人々に幸せをもたらす。 にもかかわらず、 時に科学は、人々に不幸をもたらす。 時に科学は、人々を試している。
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短編のガリレオシリーズの、「猛射つ」を大幅に改稿して長編小説として文庫に登場。相変わらず大げさな帯のコピー。 "ここに登場する湯川学は、「シリーズ最高のガリレオ」だと断言しておきます。" さすが売れっ子作家さんだけにいつも言うことが大きい。しかしながら、やっぱ...
短編のガリレオシリーズの、「猛射つ」を大幅に改稿して長編小説として文庫に登場。相変わらず大げさな帯のコピー。 "ここに登場する湯川学は、「シリーズ最高のガリレオ」だと断言しておきます。" さすが売れっ子作家さんだけにいつも言うことが大きい。しかしながら、やっぱりおもしろいし読みやすさは流石としか言いようがない。でもね、やっぱり設定自体、どうなん?って疑問に思う部分はあるんだよな。 ネタバレに注意しながら・・・。 ホテルのスイートルームでの女性の他殺体発見のシーン。彼女は誰と密会していたのか?実際は、病死だったわけだがその相手を彼女は本気で愛していたのだろうか?えー、そりゃないわなあ。 湯川は、レールガンという危険な道具を、高校の物理研究会という部活勧誘のため、パフォーマンスとして後輩である高校生に作らせるのか?レールガンってよく知らないがアメリカあたりで兵器として開発されている道具でしょ。 フリーライターが殺害されるが、その犯人の殺害動機があまりにも短絡過ぎる。もうちょっと面白い展開も考えられたんじゃないかな? 出てくる政治家をもっと悪として描いて欲しかったなあ。なんか中途半端。秘書とのあるやりとりでは、大物政治家として確固たる決断力のなさが結局この物語の起点になっているわけで、確かに悪者であるが、真の悪者となってない。結局、事件解決後も天罰が下る訳でもない。 と、まあ、いろいろとあるけれど、伏線の張り方といい、ストーリー展開といい、さすが、直木賞作家、と言える作品。もっとも、上記疑問に思うところがなければ、作品とし成立しなくなるから、こんなもんでしょうね。 次から次に作品を生み出す、東野圭吾の才能が羨ましい。
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